こんにちは。アシモフ初期作品集1「カリストの脅威」に掲載されている「焔の修道士」に「トランター」の記述があります。アシモフ自身の解説にもこの作品は「ファウンデーションシリーズの先駆者」と記してあります。これは銀河帝国物として扱っていいものでしょうか?アシモフ自身が「出来としてはよくない」と書いてる事と、銀河帝国では記述されない人類以外の知的生命体「ルハジヌー」の登場が引っかかってます。キラーB,sの「ロボットが人類以外の知的生命体を駆逐した」と言う設定をもってくれば良いでしょうけど…。
アシモフ伝言板に以下のような記述があります。#672 JT 2000/08/05 01:02>徹夜城さん。>ご紹介の「焔の修道士」ですが、確か読んではいます。ただ未来史ものに入れるのは躊躇した覚えがあります。なんでだったかな。読み返してみないと(^^;)。私も入れるべきではないと思います。アシモフの初期の短編集の特徴として、「地球起源の人類」以外の人類が出てくるからです。ルハジヌーという爬虫類人種が地球を制圧しちゃう話でした。どうして後期の作品には地球人類しか出てこないんだろう、とおもったら、どうやらキャンベルの知的種族観に関係があるそうです。キャンベルは地球人類が他の宇宙人よりも優れている話が好きだったとか。アシモフの第二次大戦観とかも見えて面白いですね。