投稿日 | : 2011/09/15(Thu) 22:41 |
投稿者 | : Ken |
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タイトル | : 「区別不能」と言ってるのは? |
Bail Hoshikuzu Channisさん、
ご指摘のあったガーディアン紙の記事を読みましたが、この記事の内容だと、IDとダーウィニズムが区別できないと主張しているのはBeheではなく、Beheの論争相手と思われるAndrew Brownでしょう。要するに、Brownの主張は、BeheたちがIDの結果と考える進化は、実はすべて自然法則で説明がつくのだから、わざわざ干渉者など想定する必要がない、というものだと思われます。つまり、「IDとダーウィニズムが区別できない」とは、IDとダーウィニズムどちらの場合でも、結果として起こる進化は同じだから、「より簡潔な」説明である、ダーウィン流の自然選択で説明すればよい、というわけです。
これに対して、Beheは、自然選択とIDでは、結果として起こる進化が異なり、それゆえ両者は区別可能である、と主張しているのです。どのように異なるかは、上記の「ID論争(4)」で紹介していますので、参考にしてみてください。