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「三十 棺桶島」(長編)
L'ILE AUX TRENTE CERCUEILS

<ネタばれ雑談その3>

☆最新科学も投入する合理精神

 古代以来の伝説と、神秘的・オカルトなギミックが飛び交う『三十棺桶島』だが、ルパンによるその謎ときは徹頭徹尾、合理的かつ科学的なものだ。15世紀 に予言詩を残したトマ修道士についてもケチョンケチョン な言い方をしていて、その批判ぶりは100年後の今日でも相変わらず流行する予言だの占いだののオカルトに対する批判にそのまま再利用できるほど。「ノストラダムスばり」という表現も出てくるが、これは言うま でもなく16世紀フランスに生きた有名なあの占星術師のことで、当然ルパンはそんなものを全く信用していない。
 あくまで僕の勝手な想像なのだが、第一次世界大戦が勃発し、それが長引くなかで不安を覚えたフランス人のなかにはノストラダムスのような予言詩やら終末 論にひかれるような人も出たのかもしれない。『三十棺桶島』の予言詩が「14と3の年…」となっているあたり、当時実際にそういう「予言」を主張する人が いたような気もするのだ。

 当時の(だけでなく、今日の)読者にとって圧巻な のは、「人を生かしもし、殺しもする神の石」の正体が「強力な放射能をもつラジウムの結晶」と解明される場面だろう。 今でこそ核兵器や原子力発電で良くも悪くも身近な存在になっている「放射能」だが、第一次世界大戦当時では一般にはまだまだ知られていない最新の科学的発 見だった。家庭教師のステファーヌ=マルーに習っていた のか、賢いフランソワ少年はヒントを与えられただけで「ラジウムでしょう」と口にしている。
 ルパンが科学解説記事をそのまま読んだような(笑)ご丁寧な説明をしてくれるが(これももちろん読者への配慮だ)、放射性物質が放つ「放射 線」を初めて発見したのがフランスの物理学者アンリ=ベクレル (Henri Becquerel、1852-1908)だ。ベクレルは1896年に蛍光を研究するうちウラン塩と写真乾板を暗室に一緒にしまっておいた らいつの間にか乾板が感光していたことから偶然ながら放射線の発見者となった。その後ピエール=キュリー(Pierre Curie、1859-1906)マリー=キュリー(Maria Skłodowska-Curie、1867-1934)の夫妻が1898年に瀝青ウラン鉱(前述のように、これはチェコのヤヒモフで採掘されたもの)か ら強い放射線を放つラジウムとポロニウムを発見・抽出し、ベクレルとキュリー夫妻は1903年にそろってノーベル物理学賞を受賞することになる。ベクレ ル、キュリーの名は今日でも放射線の単位として使われている。

 『三十棺桶島』の年代である1917年は、こうした放射能の発見から10年以上経っており、ルパンのセリフから早くも「放射線治療」が広く行われていた こと が分かる。

 「…ラジウムの放射によって、生物の組織に生理的な刺激を与えることができる のも、たしかなことです。それにより、ある細胞を破壊したり、ほかの細胞を発達させる効果があったり、その発達を規制する効力まであるので、生物の組織を かなり大きく変えることができます。そこでラジウム療法は、関節リューマチ、神経障害、潰瘍、湿疹、腫瘍、傷の癒着などの治療や回復のために、数多く利用 され、効果をあげているのです」偕成社版、 513p)

 医療関係の知識はどうしても乏しいので自信はないのだが、ルパンによる放射線治療の説明は一世紀経った今もあまり変わらないのではないか?と感じる。調 べた限りでは現在はラジウムに代わってコバルト60が放射線源として使われているようだ。
 
 ただし、ご存じのように放射線は人体に害も及ぼす。そのことはこの当時でもよく知られており、だからこそ「神の石」は「人を生かしもするが殺しもする」 設定なのだ。放射線の発見者であるベクレルが放射性物質をポケットに入れたままにしていたら腹部に潰瘍ができた、という話をルパンが紹介しているが、これ は実話。ベクレルは1908年に56歳で亡くなっているが(偶然に もブルターニュで)、これも放射線障害が原因であったとされる。「キュリーも実験を繰り返し、同じ結果を得た」とルパンが語る ように、キュリー夫妻も放射線障害に侵されていて、夫のピエールは身体に不調をきたすうちに1906年に交通事故死、妻のマリーは1834年までとそこそ こ生きたが白血病で亡くなっている。夫妻の研究ノートや実験室からは今も高い放射線が検出されるという場面を以前TVで見た記憶がある。

 『三十棺桶島』における「神の石」は病気の治療のみならず植物を異常に成長させたり、一方で直接握った人の手にガンのような火傷を残したりとすさまじい までの威力を発揮する。これにはさすがに家庭教師のステファーヌが、1400トンもの岩石から1グラムのラジウムしか採取できない、「神の石」のような2 トンものラジウムの結晶を精製するには大変な手間と設備が必要なはずで、古代ケルト人にできたわけがない、とツッコミを入れている。実際キュリー夫妻も数 トンの瀝青ウラン鉱石からラジウム1デシベルを抽出できた程度で、「神の石」ほどのラジウムの巨大な塊はこの当時ではほとんどSFの領域だったと言ってい いだろう。これを数世紀、恐らくはもっと長い長い時間をかけて自然が作り上げた奇跡として説明しちゃうのは逃げを打っている気もしなくはないが、それなり に合理的説明であろう。

 ルパンはこのサレック島の怪現象について手紙で知っただけで、あっさりと真相にたどりついたと返事しているが、それ以前にヤヒモフの鉱山で「神の石」が 切り取られた跡を目撃していると明かしているから、実際には「推理」というほどのものでもない。後知恵になるのだが、『カリオストロ伯爵夫人』の物語に従 えばルパ ンは20歳の時にすでに「ボヘミア王の敷石」という言葉を知っており、大戦前にボヘミアまで調査に行ったことがあったものとも考えられる。
 最終的にルパンは「神の石」を手に入れ、現在進めている「巨大な事業の計画」のために役立てたい、いずれフランスに戻して建設中の国立研究所におさめた い、と語っている。ここでいう「巨大な事業」とは『虎の牙』で 語られているモーリタニア帝国建設のことと思われる(『虎の牙』は 第一次大戦直前にいったん書き終えられている)。そこにどう役立てるつもりだったのかは不明だが、この当時の感覚としてはやはり医療方面で の活用ということではなかろうか。さすがに核兵器の ことまで想定しているとは思えないが…。なお、アインシュタインが 特殊相対性理論を発表したのが1905年のことで、そこでは質量がエネルギーに転換できる可能性が放射性物質にからめて示唆されていた。 SF作家H=G=ウェルズが1914年に発表した未来小説『解放された世界』では原子力エネルギーの実用化、核兵器の出現を早くも予測している。まさに「ルパンの時代」は現代物理学が急速に世界観・宇宙観を変えつつある時代 だったのだ。
 なお、そのウェルズ『解放された世界』には核戦争後に世界統一国家樹立のために奔走する無私のヒューマニストのフランス人外交官ルブラン(Leblanc)なる人物が登場している。バーネットという主要人物もいて、ルパンシリーズと不思議な縁があるのだが…

 『山羊皮服を着た男』の雑談でも書いたことだが、 ルブランは科学への関心も強く、ミステリ・冒険小説のみならずSF作家としての素養も強くあったと思う(ホームズの生みの親ドイルもそうだった)。『三十棺桶島』は 古代以来の伝説やオカルト要素と 最新科学に基づく大胆なSF発想とが結びつくという、ちょっと他に例が思い当たらない小説と言えそうだ。ルブランのこうしたSF趣味はルパンシリーズでは これ以後見られないものの、異星人との平和的接触をテーマにする異色ミステリ『三つの目』や、「日本沈没」に半世紀先駆けていた(?)パ ニックSF『驚天動地』といった作品で全開になって いく。


☆ボルスキーは「王子」?

 本作において強烈きわまる悪役を演じているのがアレクシス=ボルス キー。ポーランド貴族を名乗っていたが実際にはドイツ人という設定で、『オルヌカン城の謎』同様に、ルブランは「敵国民」であるドイツ人を 徹底した「悪」に仕立ててルパンにこれを罵倒させている。

「ちくしょうめ、ドイツ人が自分の腹をわって話すとなると、みごとなものだ よ!虚栄心と、残酷さと、破廉恥と、神秘主義とを、ほんとうにみごとにまぜあわせるものだ!ドイツ人というのは、泥棒や人殺しをするようなときですら、い つも使命をはたさなくてはならないと思っている。ところで、おまえときたらドイツ人以上だぞ。ドイツの超人といったところだ!」(偕成社版、428p)

 『三十棺桶島』自体は戦争を狂気ととらえ、厭戦気分を醸し出してはいるのだが、やはりドイツ人に対する憎しみはかなりのもの。直接的に領土に攻め込まれ たわけでもないアメリカですら、参戦当時凄まじい反ドイツムードが映画や報道で煽られた例もあるから、フランスではなおさらのことだっただろう。あくまで ボルスキー個人を妄想にとりつかれた狂人、「ドイツの超人(スー パードイツ人)」として別格に置き、一般のドイツ人とは切り離しているとも見えるが…

 ルパンがボルスキーの前歴を詳しく語るくだりがある。35年前、というから1882年にボヘミアの女占い師(いわゆるジプシー、ロマのことと思われる)がバイエルンにやってき て、この地の狂気の領主と関係ができ、その領主が湖で謎の死を遂げた直後にその女は4歳になる子供を連れて国外へ追放された。その子供こそボルスキーであ り、母親から「おまえは王子だ」と言い聞かせられて いたという。
 この部分、偕成社全集版ではこの地の領主、すなわちボルスキーの父親は「バ イエルン大公ウィッテルスバッハ」と表記されている。そのため不覚にも僕もつい最近まで気付かなかったのだが、「ワーグナーの友人であり、バイロイト(ワーグナー設計の音楽堂がある)の創 設者」、しかも「シュターンベルク(シュタルンベル ク)湖でボートから身を投げた」と書かれていることから、明らかにこれは「狂王ルードヴィヒ」として有名なバイエルン国王ルードヴィヒ2世(Ludwig II1845-1886)その人のことなのだ。この部分、堀口大學訳の 新潮文庫版はちゃんと「バイエルン国王ルードウィヒ2世」と 訳しており、東京創元社「リュパン全集」版(残念ながら推理文庫入 りしてない)「ルイ2世」とフラン ス風発音で表記している。原文をあたってみたところ「Louis II」と明記されており、「完訳」であるはずの偕成社版がなぜ名前をボカしているのか不思議だ。「ウィッテルスバッハ」とはバイエルン王家 の姓で、それを名前みたいに表記してるのも妙。といって訳者が勝手にボカしたとも思えず、底本にした原書にルードヴィヒ2世本人の名前を伏せたバージョン があったのかもしれない。

 「バイエルン王国」とはドイツの南部、ミュンヘンを首都とする王国だ。『続813』の項でも触れたように、ドイツ語を話すドイツ人は 昔から中欧一帯にいたのだがフランスのような統一国家の形成は遅れ、日本の江戸時代の「藩」のような封建国家や自由都市が乱立していた。バイエルンもその ような国家の一つで、12世紀以来ウィッテルスバッハ家が「バイエルン大公」としてここを治めていた。ナポレオンがヨーロッパを制覇した19世紀初頭には 「バイエルン国王」に昇格、ドイツ諸国の中でも有力な国家の一つとなっていたが、ホーエンツォレルン家のプロイセン王国がビスマルク首相のもとで19世紀後半に急速に強力となり、これが中 心となって「ドイツ帝国」を樹立、バイエルン王国はドイ ツ帝国内の1王国という立場になる。

 問題の「狂王ルードヴィヒ」ことルードヴィヒ2世が即位したのは1864年で、プロイセンが急速に台頭してくる時期にあたっていた。そうした世情から現 実逃避するためか、ルードヴィヒは作曲家リヒャルト=ワーグナー (Wilhelm Richard Wagner、1813-1883)をバイエルンに招いて異常なまでに寵愛して大作オペラの制作や歌劇場の建設にまい進し たり、どう考えても中世ロマン趣味の産物ノイシュバンシュタイン城(ディズニーランドの「シンデレラ城」のモデルと言われる。右が1890年ご ろの着色写真)やヴェルサイユ宮殿をイメージしたリン ダーホーフ城といった大建築を巨費を投じて建設したりと、芸術的趣味にやたらに力を注いだ。ドイツ統一をめぐってプロイセンとオーストリア が戦った普墺戦争(1866)ではオーストリア側に ついて負けてしまい、普仏戦争(1870)でプロイ センが勝利してドイツ帝国を樹立するとルードヴィヒは精神の均衡を失ってますます現実逃避するようになり、奇行が目立つようになったと言われる。そして事 態を懸念した家臣らにより1886年6月12日にルードヴィヒの軟禁が実行され、翌13日にルードヴィヒは医師グッデンとともにシュタルンベルク湖で水死 体となって発見されることになる。

 この「狂王ルードヴィヒ」の死をめぐっては当時から陰謀説がささやかれており、本当に彼が「狂王」だったかについても疑問の声がある。ルブランはこの有 名な近代史上のミステリーを物語にからませたわけだが、『オルヌカン城の謎』のエルミーヌがオーストリア皇太子の謎の心中事件に関与していることにした前 例もある。なおルードヴィヒは同性愛嗜好で女性には関心を示さなかったとされ、ボヘミア女との間に隠し子をもうけるようなことをするだろうか、との疑問も あがりそうだが、ルードヴィヒは従姉のエリーザベト(オーストリア皇后。1898年暗殺)に激しい恋愛感情を抱い ていたとも言われるから、そのぐらいの創作はアリなんじゃないかと。なお、ルードヴィヒ2世についてはルキノ=ヴィスコンティ監督の映画「ルードヴィヒ」(1973)も 有名なので、興味のある方はご観賞を(ひたすら長い映画だけど…)
 

☆その他いろいろ

 物語の後半のドタンバになって駆けつけてくるドン・ルイス=ペレンナことルパンは、「水晶の栓」号と名づけた小型潜水艦に乗ってサレック島にやってく る。もちろんその名はシリーズの既出作『水晶の栓』に ちなむものだが、ルパンシリーズに潜水艦が登場したといえば『奇岩 城』。『水晶の栓』は作中年代では『奇岩城』以前の物語なので、ルパンとボートルレが乗り込んでエギーユ・クルーズから脱出したあの潜水艦 にはすでに「水晶の栓」という名前がついていたことになる(笑)。
 この潜水艦は『ハートの7』事件でルパンがちゃっ かり入手しておいた設計図をもとに建造されたものだ。「ハートの7」事件が起こった1901年段階では潜水艦は軍事利用の可能性は高いとみられつつもまだ 開発途上の兵器だったが、第一次世界大戦ではドイツの「Uボート」など実戦での使用が始まり、大きな戦果も挙げていた。そもそもこの物語の舞台となったサ レック島も潜水艦の基地にできないかとロリアンから海軍士官たちが調査にやってきていたことになっている。

 その調査にために島を訪れ、ルパンを事件に関与させるきっかけとなったのが『金三角』に引き続き登場の傷痍軍人・パトリス=ベルバルだ。前作のラストでルパンはさっさとトンズラし ていたが、その後もパトリスとルパンの交流は続いていたことが明らかになる。謎解きの大演説をするルパンにパトリスが笑いをかみ殺している様子などからす ると、『金三角』のころより余裕のある、ずっとくだけた関係になっていたことを予想させる。第一次世界大戦の続く間、つまりルパンが「モーリタニア帝国」 を建設・経営している間もパトリスは彼と交流し続けていたことになるが、彼の登場はこれが最後で、詳しいことは全く分からないのが残念。
 潜水艦に乗り込んでいるルパンの部下たちがモロッコ人ばかりなのも、ルパンがこの時期「モーリタニア帝国」の支配者となっていたため。この事情は次作 『虎の牙』で明かされるが、『オルヌカン城の謎』『金三角』の雑談で触れたように『虎の牙』のほうが実際には先に書かれているため(アメリカで1914年 出版)、ルブランはいずれ『虎の牙』をフランスで発表する想定でこうした場面を挿入したのだと思われる。

 この間、フランス国内で公式にはルパンは「死んだ」ことになっていたのだが、フランソワ少年はドン・ルイスの人となりを聞いただけで「アルセーヌ・ルパ ンだ!」と確信してしまっている。まぁ無理もないところであるが、フランソワ君が読みふけっていたという冒険小説ってやっぱりルブラン作のやつなんでしょ うな(笑)。1903年生まれのフランソワ君は物心ついたころからルパン・シリーズ新作がリアルタイムで刊行されていたわけで…うらやましいぞ!

 殺伐とした物語の中で、主人公および読者を唯一慰めてくれる愛嬌たっぷりの存在が、フランソワの愛犬「トゥ・バ・ビヤン(Tout-Va-Bien)」。偕成社版では 犬の名前ということであえて訳さず、「万事快調」とい う意味だけ伝えて原語のままにしているが、東京創元社「リュパン全集」版では「万事結構」、新潮文庫版では「万事OK」と訳されている。南洋一郎のポプラ社版では原語のま まも訳すのも子供向けにはしっくりしないと思ったか、「リコ」と いう簡単な名前に変更している。
 このひどい展開の話の中で「万事快調」なんて名前の犬が出てきて愛想をふりまくんだから痛烈な皮肉なのだが、落ち込んでいる人のそばへやってきて前足を 組みウィンクして見せるという、なんとも可愛いキャラクターだ。ルパンもラストで言うように物語の影の主役だったとも言え、こういう話にこんな動物キャラ を配置してみせた作家ルブランのきめ細かい手腕にも頭が下がる。なお、犬種はスパニエルとフォックスの雑種とのこと。

 冒頭のほうで書いたように『三十棺桶島』は一度だけドラマ化されている。1979年9月21日からフランスのアンテナ2で放映、各回1時間6回シリーズ で製作された大作で、主役のべロニックはこのころ国際的に大活躍していた女優クロード=ジャド(1948-2006)が演じている。このTV ドラマは彼女の代表作の一つにも挙げられているほどで、ネット上で英語タイトルが出ているところを見るとフランス以外でも放映され好評を博したようだ。同 時期に日本では横溝ブームの真っ最中で、石坂浩二や古谷一行による映像化が盛んに行われているのだが、単なる偶然だよなぁ…?
 ネット上を探すとこのドラマのスチールや動画がいくつか発見できるが、それらを見る限りかなり原作に忠実な映像化をこころがけていると感じる。ただし先 述のようにルパンが登場しないことになったため、ラストの解決部分が大幅に変更されている模様。フランスではすでにビデオやDVDでソフト化されているよ うだが、日本でもはやいとこ販売してもらいたいものである。


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