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??どれを読んだらいいの??
ルパンシリーズ読書入門編

−その1−

 「怪盗ルパン」「アルセーヌ=ルパン」「アルセーヌ・リュパン」…名前は知ってるけど実のところはよく知らない、というルパンシリーズ初心者向けに、現在刊行中で、入手しやすいシリーズ訳本を紹介いたします。
 当サイトではコアなネタバレばなしを中心としておりますので、まずは読んでいただかないと、というわけでこんなコーナーを作ってみました。ルパンシリーズ読破の道案内にどうぞ。



☆現在もっとも完全な全訳全集である偕成社版を基準として、その巻数順に現在刊行されている訳本を紹介します。
☆訳者名のあとにある西暦は、現行版の出版年ではなく、その訳文が最初に出た年を示しています。


怪盗紳士ルパン Arsène Lupin gentleman cambrioleur(1907)
ルパンシリーズの第一短編集。ルパンの逮捕から脱獄、少年時代の生い立ちや失敗談、伝記作者との出会い、そして宿敵ガニマール警部や名探偵ホームズとの戦いを描く、魅力満載のルパン「青春記」で9つの短編を収録しています。さすがに入手可能な訳本が多く出てます。




偕成社全集版 第1巻
「怪盗紳士ルパン」
新潮文庫ルパン傑作集(IV)
「強盗紳士」
創元推理文庫
「怪盗紳士リュパン」
ハヤカワミステリ文庫
「怪盗紳士ルパン」

竹西英夫訳(1982)
堀口大学訳(1960)
石川湧訳(1959)
平岡敦訳(2005)

全訳が挿絵つきで読めるのはこれだけ(笑)。児童書だからと甘く見てはいけない。この渋い表紙装丁がたまりません。まったく同じ内容の偕成社文庫版も出ています。
さすがに新潮文庫、入手容易度は高いです。「強盗紳士」という訳題に抵抗ある方もいるかも、ですが実はこれが一番原題に忠実なのです。訳文は少々古くささを感じますが、さすがに詩人、文学的なのも事実。
東京創元社「リュパン全集」(1959)に収められた訳文の文庫化。しかし底本とした仏版の問題で本来「告白」収録の「彷徨する死霊(うろつく死神)」がこっちに入り、「アンベール夫人の金庫」「黒真珠」が読めない。
ハヤカワミステリで「全集」をめざす第1弾として刊行。現時点で最新の全訳です。





ポプラ社版第1巻
「怪盗紳士」
ポプラ社版第2巻
「ルパンの大失敗」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン怪紳士」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン真犯人を追え!」
南洋一郎文(1958)
南洋一郎文(1971)
久米みのる訳(1972)
久米みのる訳
児童向けリライトのスタンダード・南版全集の現行第1巻。収録作は「逮捕」「獄中」「脱獄」「旅行者」「ぼくの少年時代(女王の首飾り)」まで。単行本版と文庫版の両方が出てます。
こちらは「怪盗紳士」でとりこぼした「ルパンの大失敗(アンベール夫人の金庫)」「黒真珠」「ハートの7」「おそかりしホームズ」を収録。
児童向け訳本の一つ。1990年代に青い鳥文庫入りしているが、訳文じたいは1960年代のものだと思う。「ルパン逮捕される」から「奇怪な旅行者」までを収録。
久米版児童向け訳本で、「怪紳士」に収録できなかった「黒真珠」(「真犯人を追え!」に改題)「おそかりしホームズ」(奇怪な古城」に改題)、そして「ルパン対ホームズ」所収の「ユダヤのランプ」を収録。




講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン二十一の宝石」
岩波少年文庫
「怪盗ルパン」
偕成社文庫
「怪盗紳士ルパン」
早川書房ポケット・ミステリ
「強盗紳士ルパン」
久米みのる訳(1972)
榊原晃三訳(1983)
竹西英夫訳
中村真一郎訳(1970)
久米版児童向け訳本。表題作はルパン少年時代を語る「女王の首飾り」。ほかに「ハートの7」「アンベール夫人の金庫」を収録。
これも児童向け訳本ですが、原文に忠実な全訳。美術品など注も豊富でお奨め。わたくし徹夜城は「怪盗紳士」はこの訳本で最初に読みました。
偕成社全集版をそのまんま同社の児童向け文庫に編入したもので、ちゃんとした全訳。以前はちょっと不気味な表紙絵でしたが、2005年の映画化を機に始まったオシャレな新カバーに変更されました。 早川の「ポケミス」に「水晶の栓」とともに入ったルパンシリーズの一作で、こちらのみ入手容易。原題に近い訳題も含め、原文に忠実だが、底本が創元版と同じだったため構成が一部異なっている。




角川つばさ文庫
「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」
ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「怪盗紳士」


高野優訳(2015)
南洋一郎(1958)


児童向け訳本の中でもっとも最近出されたもの。今度このつばさ文庫でルパンシリーズがどこまで出るのか注目。
表紙絵も中身も1950年代末に初めて世に出たときのスタイルで2009年に刊行された「往年のファン向け」の南洋一郎版。収録作・本文自体は現行のポプラ社版と大きくは変わっていない。



ルパン対ホームズArsène Lupin contre Herlock Sholmès(1908)
フランス怪盗紳士とイギリス名探偵の対決を描く中篇2本を収録。これも推理小説の有名人どうしの対決ということで訳本が数多く出てます。原文では「ホームズ」ではなく「ショルメス」なんですが、日本では昔から「ホームズ」とするのがお約束です(笑)。




偕成社全集版 第2巻
「ルパン対ホームズ」
新潮文庫 ルパン傑作集(V)
「ルパン対ホームズ」
創元推理文庫
「リュパン対ホームズ」
ポプラ社版第3巻
「ルパン対ホームズ」
竹西英夫訳(1982)
堀口大学訳(1960)
石川湧訳(1959)
南洋一郎文(1959)
ちゃんとした全訳なんですが、ショルメスからホームズに変えたために生じる矛盾をちょこっと変更しています(ホームズの住所など)。
これは「ホームズ」に変えた以外は忠実な全訳で、ワトソンではなく「ウィルソン」のまま。ホームズの一人称が「わし」なのがちょっと…
東京創元社版「リュパン全集」収録の訳文の文庫化。こちらも全訳で「ウィルソン」が登場。ただしホームズの住所は折衷型。
昔は「怪盗対名探偵」のタイトルで出ていたものを改題。あくまで児童向けリライトで一部の話が変更されている。




講談社青い鳥文庫
「ルパン対ホームズ」
岩波少年文庫
「ルパン対ホームズ」
偕成社文庫
「ルパン対ホームズ」
ハヤカワ・ミステリ文庫
「ルパン対ホームズ」
青山浩之訳(2014)
榊原晃三訳(1983)
竹西英夫訳(1982)
平岡敦訳(2015)
青い鳥文庫では長らくルパン翻訳の大物・保篠龍緒版が生き残っていましたが、ついに2014年に新装版が登場。
児童向けながら原文に忠実な全訳。ただし「ホームズ」「ワトソン」「ベーカー街221B」への変更がされている。
偕成社全集版をそのまま同社の児童向け文庫に入れたもの。2005年の映画化以後カバー絵が新しいものになりました。
なかなか刊行が進まないハヤカワ・ミステリ文庫版ルパンシリーズ、久々に登場。現時点で本作の全訳最新版。




ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「怪盗対名探偵」



南洋一郎文(1959)



2009年に刊行された往年の南洋一郎版の復刻バージョン。現行版とはタイトルが異なるが中身は同じ。




ルパンの冒険Arsène Lupin(1909)
大富豪グルネイ=マルタンが持つ宝冠を盗み出すとルパンが予告、宿敵ゲルシャール警視正がルパンと対決する。もともとはルブランとクロワッセが舞台劇のために書いた戯曲で、それがイギリスで英文小説化され、日本ではこの英文小説から訳すのが基本だった。




偕成社全集版 第3巻
「ルパンの冒険」
創元推理文庫
「リュパンの冒険」
ポプラ社版第5巻
「消えた宝冠」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン王女の宝冠」
長島良三訳(1982)
南洋一郎訳(1960)
南洋一郎文(1961)
久米みのる訳
英文小説から忠実に翻訳したものだが、そのことについては特に断りはない。
ポプラ社版でおなじみの南洋一郎訳だが、もともとは東京創元社版「リュパン全集」向けに本名「池田宜政」名義で訳したもの。英文小説を基本に全訳しているが、フランス語戯曲も参照して両者をミックスした日本オリジナルの訳文となっている。
こちらは南版全集入りしている児童向けリライト。ヒロイン・ソニアのキャラクターがやや変更され恋愛ネタはカットされている。
やはり英文小説からの児童向けリライト。ただしイギリス版とアメリカ版の違いから、この訳本でしか読めない箇所があったりする。




論創海外ミステリ
「戯曲アルセーヌ・ルパン」
偕成社文庫
「ルパンの冒険」
ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」「消えた宝冠

小高美保訳(2006)
長島良三訳(1982)
南洋一郎文(1961)

原典の戯曲を忠実に翻訳した画期的な一冊。おまけに日本初訳を含むルパン戯曲2編も収録されており、詳細なルパン研究解説もついてくるマニア必読、初心者お断り(笑)な本である。
偕成社全集版を文も挿絵もそのままに文庫化したもの。2005年に改訂され表紙カバーも新版になりました。
往年のバージョンの復刻版。中身は基本的に現行のものと変わりない。


奇岩城L'Aiguille creuse(1909)
高校生探偵ボートルレが謎の言葉「エギーユ・クルーズ(空洞の針)」をめぐって神出鬼没のルパンと対決、そこに浮かびあがってきたのは古代からフランス王家に伝わる歴史的秘密だった…。シリーズ最高傑作の声もある名編で、日本では「奇巌城」「奇岩城」の名訳題で古くから親しまれた。現行の訳本もかなり多い。




偕成社全集版 第4巻
「奇岩城」
新潮文庫ルパン傑作集(III)
「奇岩城」
創元推理文庫
「奇巌城」
ハヤカワミステリ文庫
「奇岩城」
長島良三訳(1982)
堀口大学訳(1960)
石川湧訳(1959)
平岡敦訳(2006)
挿絵のボートルレがまるで美少女(笑)。巻末には「奇岩城」の断面図解までついている。
堀口調の格調高い訳文。底本に一部省略・変更された改訂版を使用しているため偕成社・早川版と一部異なる。
東京創元社「リュパン全集」の訳文。これも新潮文庫版と同じ底本を使っているため一部が偕成社・早川版と異なっている。
「奇岩城」全訳の最新版。偕成社版と同じ底本を使った完訳だが、一部細かいところで過去の訳と異なるところがある。




ポプラ社版第4巻
「奇巌城」
集英社文庫
「怪盗ルパン 奇巌城」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン奇岩城」
岩波少年文庫
「奇岩城」
南洋一郎文(1958)
江口清訳(1992?)
久米みのる訳(1997?)
榊原晃三訳(1983)
旧バージョン「怪盗ルパン全集」では栄えある第一巻だった。これも児童向けリライトだが、おおむね原作どおり。
露骨に漫画な表紙絵に拒否反応する人もいそうだが、中身は原典を忠実に訳した全訳。貴重な写真資料やルパン研究家による詳細な解説がついていて、実はかなりマニアックな一冊。
児童向けのリライトだが、おおむね原作に忠実。
岩波版の全訳シリーズは残念ながらこの「奇岩城」で打ち止めとなっている。




偕成社文庫
「奇岩城」
講談社文庫
「奇巌城」
集英社・子どものための世界文学の森「ルパン城」 角川つばさ文庫
「奇岩城」
長島良三訳(1982)
逢坂剛文(1999)
瑞島永添訳(1997) 高野優訳(2016)
偕成社全集版をそのまま児童向け文庫化したもの。2005年の映画公開を機にカバー絵がシリーズ統一バージョンに変更されましたが、「針の岩」が実物より異様に大きいです(笑)。
これは翻訳ではなく世界名作文学を小説家がリライトする企画シリーズの一冊として出たもので、その文庫版。ボートルレの一人称語りになっている。
「奇岩城」以外の訳題がついた非常に珍しい例ですが、これまた大胆不敵な訳題。
児童向けの「つばさ文庫」のルパンシリーズ第2弾。




ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「奇巌城」



南洋一郎文(1958)



南洋一郎版「ルパン全集」最初のバージョンの復刻版の第一巻。




813/続813813 La Double Vie d’Arsène Lupin/Les Trois Crimes d’Arsène Lupin(1910)
「ダイヤ王」ケッセルバッハがルパンに殺害された?事件で浮かび上がった謎の言葉「813」と「APO ON」にはヨーロッパの地図を塗りかえかねない大陰謀が秘められていた。ルパン、ロシア貴族、国家警察部長、謎の男爵、ドイツ皇帝、ホームズ、そして殺人鬼「L・M」が死闘を繰り広げる大長編。ルパンシリーズというより「ルブランの最高傑作」と呼ばれることが多いが、翻訳権決定の経緯から意外に訳本はすくない。




偕成社全集版 第5巻
「813」
偕成社全集版 第6巻
「続813」
新潮文庫 ルパン傑作集(I)
「813」
新潮文庫 ルパン傑作集(II)
「続813」
大友徳明訳(1981)
大友徳明訳(1981)
堀口大学訳(1959)
堀口大学訳(1959)
現時点で唯一、新潮文庫以外で読める全訳。これは児童書扱いのために例外とされているらしい。児童向けとはいえ大人にも読みやすい全訳でお奨め。

文庫本で読める唯一の「813」全訳。「813」の原本発行以後のシリーズは当初文庫本の翻訳権を新潮社が独占したため、「813」をふくめ新潮文庫で出ているものは創元推理文庫では出せない事情があった。
底本も二分冊になっているので、堀口訳もそれにならっている。やはり忠実な全訳なのだが、言葉遣いに少々古さが…




ポプラ社版 第6巻
「813の謎」
偕成社文庫
「813」
偕成社文庫
「続813」
ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「8・1・3の謎」
南洋一郎文(1958)
大友徳明訳(1981)
大友徳明訳(1981)
南洋一郎文(1958)
原作だと2冊分の大長編を1冊に圧縮。スピーディーな展開で読みやすいのは確か。ラストに若干の改変がある。
2005年の映画公開を機にその原作の一つとして偕成社児童向け文庫に入ったもので、中身は全集版と全く同じ全訳。装丁イラストがカッコいい!
左と同じ事情で出たもの。
南洋一郎版「ルパン全集」の最初のバージョンの復刻。内容的には現行のものと変わらない。

水晶の栓Le Bouchon de cristal(1912)
代議士ドーブレック邸に盗みに入ったルパンは部下を逮捕され、「水晶の栓」をめぐる争奪戦に巻き込まれる。ドーブレックは「栓」の中に疑獄事件に関与した人物のリストを隠して政財界に恐喝を繰り返しており、ルパンの部下の命も彼の手に握られてしまう。連載小説ならではの息もつかせぬサスペンス、独創的隠し場所トリックの古典的名作。



 
偕成社全集版 第7巻
「水晶の栓」
新潮文庫 ルパン傑作集(VI)
「水晶栓」
創元推理文庫
「水晶の栓」
ハヤカワミステリ文庫
「水晶の栓」
羽林泰訳(1982)
堀口大学訳(1960)
石川湧訳(1959)
平岡敦訳(2007)
解説でこの作品のモデルとなった疑獄事件についての詳しい説明がある。
なぜか「の」が抜けた訳題だが、もちろん忠実な全訳。ラストでルパンが「南無阿弥陀仏」と唱える「超訳」がある(笑)。
東京創元社「リュパン全集」収録の訳文。「水晶の栓」は翻訳権独占ができなかったため新潮文庫との読み比べが可能。ラストでルパンが「南無阿弥陀仏」と唱える「超訳」がある(笑)。 ハヤカワ版ルパンの第4弾として刊行された最新全訳。



ポプラ社版 第7巻
「古塔の地下牢」
ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「古塔の地下牢」


南洋一郎文(1958) 南洋一郎文(1958)


なんか無理やりひねりだしたような訳題なんだが、昔から南版ではこのタイトルで、今なお健在。例によって恋愛沙汰はカット。 こちらは最初のバージョンの復刻版。



ルパンの告白Les Confidences d'Arsène Lupin(1913)
ルパンが伝記作家に「告白」した形式で綴られる珠玉の短編集。推理に、泥棒に、人助けに、そして恋愛に…とルパンのさまざまな顔が楽しめる9編の短編を収録。児童向けはいろいろな本に分散しているケースが多い。




偕成社全集版 第8巻
「ルパンの告白」
新潮文庫 ルパン傑作集(IX)
「ルパンの告白」
創元推理文庫
「リュパンの告白」
ポプラ社版 第8巻
「七つの秘密」
長島良三訳(1982)
堀口大学訳(1961)
井上勇訳(1959)
南洋一郎文
全訳で一番読みやすい上にちゃんと全9話収録なので貴重な一冊でもある。
入手のしやすさは一番で、全9話を全訳で収録。それでも文体の古さが少々気になる…
基本的に全訳なのだが、底本がそうだったためか、「彷徨する死霊(うろつく死神)」が「怪盗紳士リュパン」へ移動して抜けている。
「告白」のうち「ルパンの結婚」は予想通り削除、「麦わらのストロー」はかつて「ピラミッドの秘密」に組み込まれた関係でカットされ、残りの七作を収録している。




集英社・世界の名探偵コレクション10
「アルセーヌ・ルパン」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン踊る光文字」
講談社青い鳥文庫
「怪盗ルパン赤い絹のスカーフ」
ポプラ文庫クラシック「怪盗ルパン全集」
「七つの秘密」
長島良三・堀内一郎訳(1997)
久米みのる(1972?)
久米みのる(1972?)
南洋一郎文(1959)
世界の名探偵の傑作を集めたシリーズの一冊で、「ルパンの告白」をベースにしている。「影の合図」「ルパンの結婚」は除外。
表題作は「告白」から「太陽のたわむれ」。ほかに「結婚指輪」「麦わらのストロー」「ルパンの花嫁」(ルパンの結婚)を収録。
表題作のほか「白鳥の首のエディス」「影の合図」を収録。
1959年に出た最初のバージョンの復刻版のため、現行版とは収録内容が異なる。「ルパンの告白」をベースに「バーネット(バルネ)探偵社」から2話、ほか1編を収録。

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