逃げ場のない男のつぶやき

黒日記


積み上がっていきます。
2000.7.5
 本日は「やはり世話になっている(?)雑誌の宣伝くらいは自主的にせねばなるまい」と思い、所沢駅西口の改札口付近で「電撃コミックガオ!」を持って街頭宣伝活動にいそしんでいたのです。ウソです。

 話は先日にさかのぼる。夜、「ガオ!」の担当さんからTEL。「調子はどう?」様子うかがいである。調子もなにも、「いや実は全然仕事がなくて途方に暮れております」などという現実を赤裸々に語ってはかっこわるい気がしなくもない。ここは一つ、「余裕をかます」コマンドの入力だ。
 オレ「ずっとボケ〜っとしてますな」
 担当「あ、そう…いや、忙しいなら言わないでおこうかと思ってたんだけど、気晴らしにアシスタントでもしてみないかと思って」
 「気晴らしにアシ」というのもどうかと思ったが、どうもカマかけられて、見事に引っかかってしまったくさい。ああそれなら「すげぇ忙しいッスいっそ誰かオレを殺してくれ」とでも言っておけば良かったか。いやしかし、ヒマだろうが忙しかろうが、この単行本300万部発行(希望)・アンケート10週連続1位(予報)の超売れっ子(大予言)大漫画家(になってみたい)のこのオレ様に「アシスタントをしろ」とはいい度胸だ。
 オレは言ってやったよ。「あ、ベタとトーンしかできないッス、トーンも高度な貼り方は無理ッス、人様の原稿に背景描かせていただくなんて怖くてできません」ってな!
 …まあなんにしろ、このオレごときに、しかも電○大○の読み切りのアシだなんて、きっと大したことのない新人くんあたりなのであろう、靴なめさせてもらってワザを伝授してもらおうか。その新人くんの名字はONというらしい(許可もらうの忘れたので一応伏せ字)。

 ん…?ON?まさかいやもしかしてって、よく聞いたら「ドラ○○○(えもんではない)」のONさんじゃないですか。うぞー!引き受けてから言うな!っつうか、オレもよく聞いてから引き受けろよ(苦笑)。しかも「明日の午後4時に所沢西口ね」だと。

 で、上記の通り。なにしろONさんとはお互い面識がない。そこで「ジャンプとかでは他に持って立っている人間がいるやもしれん。ガオ!ならきっといやぜってー誰も持ってねえに決まってる。」という予測を立て、目印がわりに今月のガオ!を持って立っていたわけなのです。
 が、表紙は今をときめくコゲどんぼさんの描かれたとってもかわいいメイド服の女の子。確かに誰も持ってません。マイナー誌だし…もとい、こんなラブリィな表紙の本を持ってこんな目立つ場所に立っているこんなヒゲ面の男がこのオレ以外にいるか?いや、いない!(秋葉原ならともかく)

 というわけで、これ以上はないと思われる目立つ格好で待つ。…もし、もしもだよ?ONさんが「うう、よく考えたら、あんな恥ずかしい格好で立っている男に話しかけるのも実は恥ずかしいではないか」とかいって帰っちゃったりとか、「あのまましばらくさらし者にしておこう」とかいって放置プレイに走っちゃったりとかしたらどうしよう!?などという心配をよそに、数分後にONさん現る。ああ良かった。

(続く)

追伸:アシに行く前に所用で前の職場によったら「なすびみたい」と言われた。
2000.7.4
 なんか暑いので上はシャツ一枚で布団も敷かずに窓も開けっ放しで寝ているわけです。

 ふと気がつくと、シャツがちょうどびーてぃくの位置にまでめくり上がっているではないですか。よほど暑かったのですね、寝ながら自分でまくったのでしょうか。

 …いやいや待てよ、もしや得体の知れない人物が、こっそりと空いている窓から入ってきて、ワタクシめのびーてぃくを吸いに来られたのやもしれぬ。むう。いやもしかすると人間ですらないかも。国分寺には妖怪「ちくび吸い」が住まわれておる!

・ちくび吸い
 夜、窓を開け放して寝ていると、起きたときにちくび全開になっている時がある。それは妖怪「ちくび吸い」の仕業だ。
 彼らは夜になると、開け放してある窓からこっそりと忍び込んでくる。それでなにをするかというと、寝ている住人の服をまくり上げ、ちくびを吸うのだ。その行為になんの意味があるのかは今もって不明だが、なんともイヤなテイストあふれる妖怪ではないか。
 今も某地方では、窓を開け放して寝ている子供に対し、「ちくびを吸われるぞ!」と言って戒めるそうだ。

 …などと「水木しげるの妖怪辞典」風に想像力を膨らませてしまい、気分が悪くなった次第。願わくば、「ちくび吸い」は女性であってほしい。そういう問題ではないか。
2000.7.1
 暑いいいいい。ので、一日中水分を取っていたような。

 ちなみに、本日の食事は元職場の先輩が買ってきてくれた唐揚げ弁当と上記のアイスのみでした。

 で、アイスですが。別に存在を忘れていたわけではないのですが、元々あまり間食の習慣のないワタクシ、ちょっとずつ大事に食べていたところ、なんか一年近く経っていましたとさ。
 蓋ばかりかアイス自体にも霜がびっしり、冷凍庫の中で溶けては凍りを繰り返していたのでありましょう、すでに「アイスクリーム」とは呼べない部分があったりして、なかなかにテイスティでした。

 アイスのせいなのか水分の取りすぎなのかはたまた精神的なモノなのか、まあだいぶ下りましたわ。穴がヒリヒリして困ります。これではまるでアナ(以下略)
2000.6.30
 「スパ昭島」とはいわゆる「健康ランド」というヤツで、まあ銭湯のでかいヤツと思っていただければよろしいのではないかと。

 なかなかにでかいランドでありました。いろいろなお風呂がありました。なかでも電気風呂はちょっと…いや、かなりヤバイ風呂でした。「高齢の方や心臓の弱い方はご遠慮下さい」との注意書きのとおり、心臓に効きました。数十秒も浸かっていれば、マジで涅槃に旅立てるのではないでしょうか。背中の至る所に痛みが走ったのもなんか気になります。

 ところでサウナではオヤジが寝ころび腹筋らしき運動をしております。なるほどやりたいことはわかるのですが、サウナの熱気の中、目の前で裸のオヤジがぴくぴくとうごめいている光景は、ちょっとお世辞にも美しいとは言えないものがありました。

 戦利品は、アレです。一回200円のガチャガチャです。しかし良い出来です。「To Heart」第一弾から比べると恐るべき進歩です。侮り難しガチャガチャ。ボクが描くよっきゅんよりよほど似ています、ハイ!
2000.6.29
 なにか「日課」がなければいかんかもしれんと思い、再々度始めてみました。軽めにいくつもりです。しかし、キリよく7月からではなく月末の半端な時期から始めるあたりが我ながらひねくれておりますな。

 今日は毎月恒例の秋葉原参りなのです。なぜ毎月かといえば、「ターンAガンダム」と「無限のリヴァイアス」のDVDを石丸電気に予約しているからなのです。まあそれはともかく。

 秋葉原の駅前ではチラシを配っているお姉ちゃんがいつも何名かいるのです。大抵無視しているのですが、なんか「さわやかさん」と呼びかけつつしつこく食い下がるケバい系お姉ちゃんが約一名。
 かくして、絵の展示即売会に呼び込もうとするお姉ちゃんとの戦いのゴングが鳴ったわけなのです。あまりにもしつこいお姉ちゃんに対しワタクシは念力を放ちました。それが効いたのか、お姉ちゃんはガムを踏み自爆。ワタクシの勝利であります。
 ところがお姉ちゃんは「ガム踏んだ〜」と年齢を考えろよ的泣きそう声でエンドレスリフレインリピートという荒技に出たのです。ワタクシは困りました。なにしろ今にも「…悪いんだけどさ、バカっぽいよ」と口から出そうなのです。さすがにそれは言ってはならぬであろうと、お姉ちゃん言うところの「さわやかな笑顔」を向けつつその場を後にしたのであります。

 これが十代の小娘であればまだほほえましい光景であったのですが、さすがに自分と同年代(に見える)女性では痛々しいだけでありました。合掌。

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