Maintenance
〜メンテナンスのやりかた〜


1.スキーにいった後は?
1-1.まず初めに。
1-2.スノーブレードのメンテナンス
1-3.スキーブーツのメンテナンス
2.来年のために。


1.スキーにいった後は?
 スキーにいった後、ブレードをそのままにして置いていませんか?雪を払ってはい終わり。それじゃスキーが可哀想。特に、人工雪や道路の融雪剤で使われる塩にふれてしまったブレードは、エッヂ(滑走面のはじの銀色の部分)が、すぐに錆びて赤褐色になってしまいます。こうなってしまっては、せっかくのかわいいブレードも台無し。どうしたらいいの?というわけで、特別なモノがなにもなくても出来る、簡単なブレードのメンテの仕方を教えます。(整備は自分の責任の範囲で行ってください。)

1-1.きちんと乾かす。雪をはらう。
 ファンスキーを滑り終わった後で、まず初めにやることは、宿に泊まっている人も、車で日帰りで行く人も、雪をはらうこと。そして、とりあえず、乾燥室まで移動してください。その上で、しっかり乾燥させましょう。これは最低限やるべき事です。ブーツも、板も濡れたままにしていてはいけません。

1-2.スノーブレードのメンテナンス。a-1〜a-3まで。1で終わっても大丈夫です。
 a-1)水で洗ってしまう。
 とにかく、塩に代表される汚れが、ファンスキーはダイキライ!ならばということで、お風呂で洗ってしまいましょう。こういうときにも、ブレードの小さいと言う部分が生かされます。自分のお風呂場でゴシゴシゴシ。できれば滑走から1時間以内ぐらいで洗った方がいいです。実際、数時間たてば、汚れた部分から錆や汚れが発生してしまいます。お水(寒いからお湯でやっていますが)をたっぷりかけて、しっかり塩を落としましょう。なにも道具がなくても、早い時間にこれをするだけで、長い間、錆とは無縁の状態で使用することが出来ます。
 (注意1:何人かの人から水で洗って平気なのか?油とかそういうものに影響はないのか?という質問を受けましたが、大丈夫だろうとしか言えません。SALOMONのスノーブレードに関して言えば、可動部分にはほとんど油が使われていないので大丈夫だと思います。自分は毎年スキーに行くたびにこの方法を用いています。今年もやっていますが、問題はないと思います。イヤだと感じる方はおやめください。)

 (注意2:道路の凍結防止剤に使われている塩は、自動車を走行中にもはねて、降りかかります。自動車でスキーキャリアを着けて、そこにブレードを置く場合には、錆が発生しますので、出来るだけトランクにしまってください。)
a-2)オイルストンを使用してエッヂを磨く。
 エッヂをきれいに磨き上げます。このとき、上で書いた汚れが残ったままでいる場合、一緒にこの汚れを落とすことが出来ます。これには量販店で市販されているオイルストンという商品を使います。錆び落としなどもありますが、そこまで重傷ではない場合は、オイルストンという小さなヤスリ(刃物のとぎ石みたいなモノです)でしっかりこすりましょう。 右の写真は、磨く前、磨いた後です。結構軽く数回こすっただけで落ちます。
 左側が、磨く前の写真です。錆が出てしまっていて、こうなってしまうと洗うだけでは落ちません。
 右の写真は、それを簡単に磨いたモノです。磨いた後は、濡れ布巾で拭いて、しっかり乾かしておきましょう。
 錆びを取る専用のモノも売っています。あまりにも錆びてしまった場合はそちらをご利用ください。たしか、イレイサーなどという商品名で売っています。消しゴム大の大きさです。
 
オイルストンはこちら。
近所の量販店(オリンピック)でかいました。いくらだったかは覚えていないけど、1000円前後だったと思います。これくらいだったら、だしてもいいかな?と言う感じ。
a-3)ワックスを掛ける。
 最後にwaxをかけて終わります。ピンク色の缶がワックスです。固形タイプが主流ですが、手間を考えるとつい液体型にしてしまう自分です(^-^;)。滑りが良くなると言うこともありますし、汚れや傷も付きにくくなるといった効果があるそうです。特に長期保存をしなければならない場合は滑走面の保護も考えて塗りましょう。
 左のコルクは、waxを塗った後にのばすのに使うモノです。セット販売で1000円くらい。
 以上ですが、とにかくエッヂが錆びないように気をつかうようにだけはしています。錆びてしまったエッヂをみたときは結構悲しくなります。

1-3.ブーツのメンテナンス
 これは、ブレードよりも全然簡単です。とにかく中が濡れている場合は乾かしましょう。あとは、周りに付いた汚れを払ってあげるだけ。ここでは、スノーブレード専用ブーツEdition1(SB9/SB10)の説明をします。
 中が濡れていない場合は、簡単に陰干ししてあげれば大丈夫です。靴のまま干してあげましょう。以下の場合は、ものすごく濡れてしまった場合に関してです。
1.まずはしっかり周りをふいてください。
見た目がきれいだとうれしいでしょ?やっぱり。
Edition1やSB9/SB10は、二重ブーツになっているので、内側のブーツの後ろ側の上にあるひもを思いっきり引っ張ります。こうすると簡単(すごく力はいるけど)に抜くことが出来ます。
 こうして、引き抜いて、外側、中側ともに陰干しすれば、一日で乾かないことは滅多にないと思います。連日スキーするときには、べんりですよね。
戻すときは、靴をただ突っ込めばいいのだけど、とても苦労します(^-^;)。だから、普通に靴のままの状態で乾かすことをオススメします。

2.来年のために。
 さて、シーズンが終わったら、もしくは、もうスキーにしばらく行かないと言う場合は、どうしたらよいのでしょう?

答えは簡単。
汚れを残さないこと。
エッヂの錆を残さないこと。
waxを塗ること。
つまり、いつも通りのメンテナンスを行えば良いんです。そうしたら、来年もきれいなままのブレードが拝めます。このとき、片付けた時はきれいだったのに、次のだしたら錆びている!っていうのは、汚れが残っていたということですよ?

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