新しい宗教を作りました。信者になってもあんまり得なことはありませんが、とりあえず現在信者を募集しておりますので、お気軽にお申し込みください。


■言い伝え■

 1997年10月、人力自転車発電機の開発は困難を極めていた。夜を徹して製作に携わっていたスタッフの一人が、疲れから机にうつぶして仮眠をとっていたところ、夢を見た。そこには見渡す限りのたくさんの自転車発電機が並び、やつれた人たちが必死になって自転車をこいで発電をしているではないか。疲れて休もうとする人には鬼が容赦なく棍棒を振り下ろしている。「おまえも死んだらこの地獄に堕ちるのじゃ・・・・」背後から声が聞こえたところで夢はさめた。そうか、死んだら人力発電地獄に落ちるのだ。教祖はその時悟った。

■教え■

 人間は死んだら誰もみな人力発電地獄に堕ちる。そこでは生前に使ったエネルギーの総量を発電するまで自転車をこぎ続けなくてはならない。だからエネルギー消費の少ない生活をしよう。電気や化石燃料を使わない生活をすれば救われる。

■研究成果■

 日本人は一人1年間に4.8万kwhのエネルギーを消費している(原料ベース、1995年、化石燃料と原子力を含む)。これは常に3.9kwのエネルギーを消費しながら生きていることに等しい。このままエネルギー消費を続けて80年間生きたとすると、自転車発電(70W)によってまかなうためには、昼夜ぶっ通しで4000年以上発電を続ける必要がある。

 これだけたくさんの業(ごう)を背負った人は、世界の中でも珍しい部類に属する。世界の多くの人はその10分の1以下の消費で生きているし、この日本でもこれだけ多くの消費をするようになったのは現在生きている人だけで、わずか100年程度前の人と比べても桁違いの消費となっている。既に明治時代の人の中には発電を終え、地獄から開放された人も多いと考えられる。

■人力発電教のうた■

テレビに冷蔵庫に蛍光灯 気にせず電気を使うけど
それがどれだけ大変なことか みんなわかっちゃいないんだ
   ああ自転車発電 どんなに疲れて息が切れようとも
   ああ人力発電 こぎつづけるぞ未来のエネルギー

ストーブに自動車にレジ袋 気にせず石油を使うけど
それがどれだけ大変なことか みんなわかっちゃいないんだ
   ああ自転車発電 どんなに回りから変な目で見られようとも
   ああ人力発電 こぎつづけるぞ未来のエネルギー


連絡先

  〒606 京都市左京区聖護院蓮華蔵町26-3 安田ハイツ6号   鈴木靖文(一応教祖)
  Mail:ysuzuki@mti.biglobe.ne.jp


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