ひのでやエコライフ研究所  かんきょうもんだい一日一言

 冷蔵庫の性能向上のわけ

1999年5月16日
  なぜ最近の冷蔵庫の性能が良くなっているのか、理由を書いた資料が手に入りました。消費電力削減に対する寄与割合を( )の中に示しています。

■インバータ制御(3-10%): モーターを動かすのにON/OFF制御しかできないと、適当な温度に設定するのが難しくなります。50(60)ヘルツの交流を高い周波数に変換することによって、モーターの回転を細かく制御できるようになり、効率が向上するというしくみらしいです。エアコンで一般的に使われていますね。

■扉パッキンの改良(1−2%): やっぱりここが冷気が漏れやすかったんでしょうね。

■断熱材の性能アップ(0−10%): 特定フロンが使えなくなってしまって、性能が下がると言われていたのですが、技術(お金?)をつぎ込めばどうにかなったみたいですね。

■真空断熱材の採用(3−10%): カタログでみた限りでは、比較的大型で高価な製品には使われていました。要するに魔法瓶みたいにしたというわけですね。
 
■専用冷却器の採用(2-5%): 詳しくは知りませんが、冷凍庫と冷蔵庫でおなじ仕組みを使っていると温度の差があるために無駄が生じるということなのでしょう。

 そのほかいくつかありましたが、こんな技術の積み重ねで、エネルギー消費量が4割削減などが達成されているのですね。
 
 

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