石清尾山古墳を見学


石清尾山2号墳

史跡 昭和60年7月16日国指定

 石清尾山古墳群は,石を積んで作られた4世紀代の積石塚古墳が集中することで著名であり,またこの一帯はその総数をはるかにこす多くの横穴式石室が一帯に所在する。石清尾山2号墳もこの中の一つである。

 横穴式石室墳は石で造られた部屋(玄室)と,それへの通路(羨道)からなり,追葬と墓と考えられている。積石塚古墳が少数の人々を葬っているのと大きな違いである。

 石清尾山2号墳が造られたのは,古墳時代も終わりの6世紀の末から7世紀の始めにかけての時期で,積石塚古墳との関連はわかっていない。

 昭和60年に石清尾山古墳群が国の史跡に指定されるにあたって,最も残りのよい横穴式石室であることから,併せて指定された。

(教育委員会の掲示板より)


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