第五回あゆみ杯Aリーグ 第ニ局

 

先手 CAMEL四段 vs 後手 金太 三段

 

2戦目は金太三段とである。

この時点での,私の金太三段について知っていることは,前回も出場していて,トーナメント

のどこかで負けて,BEST4には入ってなかったという程度であった。

つもり,そんなに強いという認識を持っていなかった。

76歩 34歩 66歩 35歩 という出だし!

どうも相手も振り飛車党のようなので,私は居飛車に作戦変更し,左美濃を目指す。

少々無理かとは思ったが,この後お互いに駒組みが進むと,後手の方が手に困らないと

判断し,ここから私は動いた。

(図は 先手CAMEL 1五歩まで

 

15歩 以下 同歩 55歩 63銀 56銀 と先手遊んでいる47の銀を前線に繰り出さ

せるが,後手に慎重に受けられ,とりたてて成果があがらず,下図をむかえる。

ぐずぐずしてると,26歩から2筋を破られるので,先手としても忙しい局面だ。

しかし,ここでの私の一手がひどかった。

 

(図は後手2四飛まで)

ここで私は,4五歩と指した。

読みの入ってない緩手だ。

将来的に,68角〜35角を見ていたのだが,26歩と突き出されて全然意味をなさなく

なってしまったばかりか,数手後,飛車の横効きも通すことになる。

本譜は,45歩以下 26歩 58飛 45歩 65歩 同歩 25歩 同飛 65銀

64歩 54歩 と攻めるが 最初の45歩は何ら意味をもっていないのがわかる。

それでも,飛車を切り,強引に攻めたが相手の受け&攻めは正確で下図を迎える。

端から手をつけて,金気があと一つあれば・・・という局面は迎えるが,このあと

一つが思うようにならないのが将棋であり,また相手の読み筋である。

最後,95飛と詰めろをかけるが・・・・・!

(図は先手 9五飛まで )

 

図で後手は 冷静に84銀で 私の投了となった。

ちょっと仕掛けが無理だった。 リーグ戦1勝1敗と前途多難な出だしである。

しかし,今思えば順当だったのだが・・・・・。