第五回あゆみ杯Aリーグ 第五局

 

先手 CAMEL四段 vs 後手 tadara三段

 tadara三段とはこの対局の後も何回か指してて,結構いい勝負である。

tadara三段も振り飛車のようである。(後からわかったことだけど!)

本局は,先手の私が3手目に角道を止めたので,居飛車にしたようだ。

私と同じで,合の付く戦形は好まないのだろう。

図は,後手が1ニ香と上がったところだ。 この形では,初めて?かなあ。

以前,米長九段が棒銀のとき,角の空なりさせるため香を上がったのをみたこと

あるが・・・・・。 (米長九段流は12には玉だけじゃないのだ!)

しかし,この局面 65歩早仕掛けにこの香上がりが,どう影響するのだろうか!

 

(図は 後手12香まで)

 

上図以下は普通に進んでいく。

36歩 65歩 47金 73桂 37桂 86歩 同歩 66歩 同銀 65歩 同銀

77角成 同歩 65桂 同桂 と進む。

77角成と来たからには,65桂では 22角とすべきではないだろうか。

先手も桂が捌け,不満はない。

そして,数手進み,手筋とばかりに63歩と打った所である。

 

(図は先手は6三歩まで)

図以下 後手は63同銀と形よく銀で歩を払ったが,ここは同金とされた方が

次の手に困っていた。

同銀だったので以下,71角 86飛 44角成 33銀 77馬 と手が続いた。

しかし後手も,48歩 〜 24桂といった具合に嫌み嫌みと攻めてくる。

そして,24桂 47金 35歩と王のコビンを後手は狙ってくる。

ここで先手も攻め合いに出る。

 

(図は後手 35歩まで )

 

次の一手は73桂成である。

同銀なら 63飛成 〜 43銀以下の詰みが狙いである。

後手も 73桂以下 攻防に 54角と打つ。 以下 63成桂 同金 64飛(決め手)

同金 53銀打ち 32玉 33銀成 同玉 25桂と即詰みに討ち取り先手勝ちとなる。