第五回あゆみ杯Aリーグ 第六局

 

先手 けいた四段 vs 後手 CAMEL 四段

 

けいた四段との一戦! 先手は端美濃である。

というより,左美濃から端美濃と言った方が正確かな。

第2回大会の時,かつらさんよくやった記憶がある。

最近,居穴熊模様から端美濃で我慢しようとする戦法が結構多いような気がする。

しかし,これはあくまで左美濃からの発展である。

私は対左美濃の時は決まって、陽動居飛車(勝手にそう読んでます)だほとんどですが

この将棋は何を思ったか,普通に駒組みを進めていました。

なのに突然! 下図がチャンスとばかり仕掛けたのです。

 

(図は 先手 9八玉まで)

 

上図以下: 95歩と仕掛けました。 これは無理だろうって・・・・。

以下:同歩 85歩 同歩 同桂 86桂 97歩 同桂 同桂成 同銀 と進み結局

歩切れで攻め切れ模様です。 (^^;

そして 更に 46歩 同歩 73金(苦心)と手を戻しました。

しかし先手も8筋を押さえ込み,更に不安な角筋に銀を持っていき,66歩 同銀

と進んで下図となりました。

このままでは,押さえ込まれてジリ貧です。 ここから勝負に出ました。

 

(図は先手は6六歩まで)

後手(私)の次の一手は 95香です。

以下 同銀 65銀 55歩 66銀 同角 同飛 同金 77角と進みます。

なんとか,飛車を捌いたが,駒損で自信がなかった。

77角以下 金・銀両取りに対して65金と逃げる。

ここで 95角成と銀を取ると91飛で終わりである。

65金以下 97歩 89玉 55角行く と死んでた角が捌け,なんとか勝負になったぞ!

そして更に数手すすみ,82同馬と成香を払ったところ。 やはり先手が少し良いようだ。

だが,先手が次に敗着になる一手を指してしまった。

(図は後手 8ニ同馬まで )

 

図で先手は 83歩成と指してきました。 これが間違いなく敗着です。

すかさず 後手は 77桂 と指し,以下 79玉 46馬 で先手投了となりました。

つまり,上図での先手玉には詰めろがかかっていたのです。

ここは,78金打つとかして受けてればまだまだでした。

ラッキーな勝利でした。