第五回あゆみ杯Aリーグ
第十局
先手
準名人 三段 vs 後手 CAMEL 四段
準名人三段との一戦は,先手準名人さんが居飛車模様から端美濃にがっちり組み
上げ,後手の私も何故か,陽動居飛車にはせず,4枚で玉を固め,じっくり指す
方針で進めた。
第2回大会で,かつらさんが用いたように,最近この端美濃がアマチュアにおいて
大流行ではないか!
まだ,プロの実戦例が少ないので,その対策の決定版というのもないようだ。
本譜は,2筋で飛車交換し,後手が先に飛車を降ろして良しと思っていたが,
これは,先手の狙いにはまってしまった。
先手の次の一手は・・・・・・!
(図は
後手2九飛 まで)
先手の次の一手は 25飛です。
これがあるなら,飛は36から打つべきだったか!
その後,先手の桂が捌け,好調である。
今,先手は角取りに構わず,32桂成と攻める。
(図は先手 32桂成まで)
図以下:後手は53角と駒損ながら,目障りな歩を払う。
しかし,53角以下 同桂成 同金 28角打ち(これが厳しい)で断然先手ペース
になった。
局後,nonさん(川谷迷人)から上図で,24角は!との指摘を受ける。
ただだが! 同龍なら37龍と角を取り合うのだ。
なるほど! 苦しいながらも,そうすべきであった。
本譜は,必敗形だ。
数手進み,駒損ながら8筋から手を作って下図。
先手の龍と角の効きが厳しく,先手勝勢である。
(図は先手 6八金直まで )
図以下,83歩 と持ち歩の数をいかして一気に寄せに入ります。
以下 同銀引く 84歩 74銀 83金と露骨に攻められ,後手は受けが無い。
このあと数手で,後手(私)は投了となる。