第五回あゆみ杯Aリーグ
第十一局
先手
CAMEL 四段 vs 後手 tatibana 四段先手だったので,居飛車にする。
後手のtatibana四段は振り飛車党らしく四間飛車に振り,良くある形になる。
私は,四間飛車が多いが,対四間飛車には急戦が多く,ほとんど3つ内のどれかだ。
@ 45歩早仕掛け(12香型の時: 将来の23角が香当たりになる)
A 46銀 ( 11香型: 角成が香取りになる)
B 逆棒銀( 美濃囲いの82玉が早い時)
本局は@の早仕掛けである。
私も四間飛車党であるが,この仕掛けで24歩を同角の将棋は,あまり指した
ことがない。 いったいどう攻めればいいのか!
わからないけど,ここから先手は動いた。
(図は
後手44歩 まで)
先手の次の一手は 22歩です。
44同歩はまずそうなので,他の手といえば,これしか思いつかなかった。
22歩以下:13桂 21歩成 45歩 同桂 44銀 24飛 同歩 33桂成
と進む。
更に棋譜だけ進めると 33同銀 同角成 62飛 44角 29飛 62角成
同金引く 31飛 19飛成 44馬 71桂となって下図である。
最終手71桂は62馬 同金 71銀を防いだ手だが!
(図は後手 71桂まで)
先手の次の一手は,95歩です。
狙いは,92歩 〜 91銀 〜 62馬 〜 71飛成である。
しかし,95歩 同歩とすすみ 93歩の方が厳しく見え,93歩と打つ。
同香なら91銀で同じである。
しかし,後手は93歩を手抜きし,84香 95香 92角と反撃にでる。
なんか,攻め合いになってしまった。
92角以下:59歩 83角成 79玉 93香 同香成 78金 76馬 62馬
89香成 同玉 86桂とすすんで下図である。 (なんか怪しくなったぞ!)
(図は後手 86桂まで )
図以下,先手99香 と打ちます。
以下 98歩 に 97香 で歩合ができないのをつけこみます。
以下:94香 同香 97香に84玉と逃げました。
香合なら最後玉が96にきたとき87金から馬を抜き88香〜87金と桂を抜く
つもりでした。
しかし,後手は84玉と逃げ 以下 95銀 75玉 86銀 同玉 96金 75玉
87桂 84玉 95金 93玉 85金 82玉 98香と歩を払ったところで
後手投了となりました。