第六回あゆみ杯Aリーグ 第三局

 

先手 Moonist五段 vs 後手 CAMEL四段

 

三戦目でMoonist五段と当たることになった。

Moonistさんは今回Aリーグの予選通過者候補である。

第2回JAVA竜王戦で準優勝!と最近売り出し中の強豪である。

将棋倶楽部24でも活躍中である。

そこの達人戦でCAMALとは一回戦で当たったのだが,そのときは切れ負けでCAMELが

勝っている。

内容は,51対49でMoonistさんが優勢の局面であった。(金太さん談)

また,そのあとあゆみで一度指してるが,その時は,完敗であった。

しかし,今回私には秘策を用意していた。

それは,50%の確率で実現できるものだ。

でも!神様は残りの50%の方が起きてしまった。

その秘策は,先手番でないとだめなのだ…・・。

結局先手Moonist五段の居飛車に後手CAMELの立石流と相成った。

下図の3三桂が軽率だった。

あまり慣れてないので,この辺に手順に甘さがあったようだ。

意識の中で,Moonistさんの居穴熊を警戒していた気持ちがそのままこういった展開を

招いたような気がする。

33桂では22銀が,手順というもの! 次の一手が機敏だった。

(図は 後手 3三桂まで

 

図以下先手は,36歩と早くも桂頭を攻めてきた。

22銀を怠って33桂だと,こういった手でとがめられるのだ。

全然知らなかった。 いい勉強になったと思っている。

そして,飛車交換から下図を迎える。

先手の34歩が大きい存在だ。 この41飛が厳しい。

(図は先手4一飛まで)

図以下 45歩 64角 同歩 44飛成りとすすみ,明らかに先手優勢である。

まだ66角と斬るべきだったか?

そして,先手優勢のまま下図をむかえた。

この47桂で受けはない。

 

(図は先手 4七桂まで )

 

上図となっては先手の勝ちは明白。

図以下,35角 46歩と進み私は投了した。

秘策が報われなかったのは残念であったが,この翌日べつのところでMoonistさんと

対局し,その時はその秘策で勝利することができた。

しかし,私にとっては,振り飛車で堂々とMoonistさんに勝つことが私の課題である。