第六回あゆみ杯Aリーグ 第八局

 

先手 Mr.四間飛車 四段 vs 後手 CAMEL 四段

 

Mr.四間飛車さんは前回の5回大会でも,リーグ戦勝ち越しの実力者で,私も他の

サイトでは,負かされている。

このHNほど,得意戦法を知らしめてる人はいない。

私は対四間飛車には急戦が多いが,最近居飛車穴熊対策に困惑しており,ここは一番

Mr.四間飛車さんにその対策を教えてもらうつもりで,居穴を目指した。

 

(図は 先手6五歩 まで)

 

この辺までの四間飛車側の指し回しは大変参考になった。

私(後手)は72飛と急戦模様な動きをして,先手の78飛を強要し,それから

居穴を目指すのだが(tadara三段戦でやられた形),先手も37桂といつでも

仕掛けられる体制をつくり,うまく駒組みを進めている。

後手もうかつに12香と上がりにくい形になっている。

私は居穴を断念し左美濃に切り替える。しかし先手も45歩から果敢し攻め,

飛車も6筋に戻しさばいてくる。

私も負けじと,35歩と先手の桂頭を攻める。 実戦は35歩に27銀と受けた所で

サーバーダウンで,後日指し直しとなった。

私としては27銀では他の手(手抜き)が心配だった。

そして,36歩 同銀に 34金と援軍を送って下図になる。

 

(図は後手34金まで)

 

図以下,先手は63角と飛取りに角を打つ。

しかし,この手はどうだったか。(一見自然なようだが!)

手順に42飛と急所に飛車が回れて,後手指しやすくなったように思える。

81角成と桂を取っている暇はなさそうである。 次の35銀が厳しい。

図では45銀左を私は気にしていた。

そして,3,4筋で戦いが起こり下図を迎える。

少し指しやすいかなとは,思っていたが,大駒を打ち込まれるとやはり,気持ち悪い

ものだ。 何はともあれ,42の金を防がなければならない。

 

 (図は先手7二飛 まで )

 

上図で,後手62歩が軽い手だ。

同飛成は84角がある。

62歩以下,23角成 同玉 71飛成 32銀と進み,その後攻め合いになるのだが,

なんとか後手が勝ちきることができた。