第二回あゆみ杯決勝 第一局

 

先手 かつら三段 vs 後手 CAMEL

 

決勝は,かつらさんとの対戦となりました。

かつらさんとは,予選リーグで序・中盤で形勢を悪くし,辛抱に辛抱を重ねて、

216手の大熱戦を展開しました。

私の頭の中には,かつらさんの端美濃がいやだなあーという潜在意識がはたらいて

いました。

思った通り序盤は 左美濃VS四間飛車になり、飛車角交換と振り飛車から

さばきあったのですが、銀と桂香の交換現時点で少し駒得ですが,後手の桂香はすぐ

取られそうなので,実質銀損なのかも知れません。

図での 先手(かつらさん)の一手は,私の予想外でした。

 

(図は 後手(CAMEL)が 1九飛成りまで

 

先手の次の一手は 4一馬です。

指された瞬間は,ありがたいと思いましたが,よく考えると後手の指す次の手

が,分かりませんでした。

第一感は7四香と先手の7四歩を防ぎながら7六歩の攻めをみる攻防手でした。

2二飛と打たれたときの受けが分かりませんでした。

4一馬以降 7四角と不本意な所に角を手放す展開になりました。

そして7筋から お互いに攻め合い 今後手が3三角と打った所です。

ここでは、先手が少し良いようです。 ここで先手の一手は・・・・・

 

先手は,5五桂と王手をしながら,角筋を止めてきました。

これで後手(私)は負けを覚悟しました。

5五桂以降 同歩 4五角 5四桂 21飛成り(同角の方がいやでした)と進み

攻められっぱなしです。

しかしこの後の寄せで かつらさんが歩打ちでいいところを銀を打ってきたため

一遍に形勢がわからなくなり,何とか勝利に導くことができました。

下図が投了図です。

( 後手 9三玉 まで )

 

ここでかつらさんは投了しましたが,私は 9五歩 と 8五桂を心配してました。

対局中93玉を指したとき 9五歩なら9七金で勝ちと読んでましたが,指した後で

8五桂 同歩 9五歩 があるのにきずき,9三では9二玉とすべきだったかと後悔しました。

しかし 後から思えば 8五桂 同歩 9五歩も7七金で詰みのようです。