先手 風車 に 後手の四間飛車の出だしです。 先手は玉を６九から５八に移動し

中住まいに構え，押さえ込みを狙います。

ここで，無理を承知で後手（私）は仕掛けました。・・・・

（ 図は先手が ２八金 と引いたところです ）

ここで､後手（私）は，３五歩と仕掛けていきました。

２八金が３八に戻る前に動かないと，手詰まりなりそうです。

以下 ３五同歩 ６五歩 同歩 ３六歩 と進みました。

少しいいかなと思って進めていましたが，意外と決め手が分かりませんでした。

そして下図の局面になりました。

ここで私は，長考して 次の一手を指しました。

今でもこの局面の最善手は分かりませんが，私自身次の一手がこの一局の勝因

になった一手と思っています。

（ 図は先手が４七玉と５八から早逃げした局面です ）

きっと私と同じ手を予想した人は少ないでしょう。

でも、私自身最善手は分かってないし、指した手が 良い手とはとても思えないです。

第一感は５七銀ですが，どうも重い気がします。

私の指した手は １五歩 です。 下手に動かずじっと右からはさみうちにしようと

した手ですが、明確な次の狙いはありません。でも次に１六歩を取り込めれば得では

あります。

実戦は １五歩以下 ５四銀成り １六歩 ６四歩 ４二桂 と進みなんとか勝つことが

できました。

リーグ戦から指してて初めての先手番になりました。

先手（私）の四間飛車に後手の左美濃の展開になりました。

私は対左美濃には，陽動居飛車の棒銀をよく採用します。

（予選リーグのうさぎさん戦でも採用してます）

本局もその予定だったのですが，後手が先に８筋から仕掛けて下図のような

局面になりました。 少し優勢と思ってましたが、ここから大変な見落としを

していました。

ここで ，私は２七桂と ３五の地点に狙いをつけました。

しかし，今思えばじっと､６七歩とすべきでした。

２七桂以下 ４五銀 ３五桂右 ３四玉 ４五金 同馬 ３六銀 ８一馬と竜を抜かれて

しまいました。 （がく然 ！！）

気を取り直して，その後 粘りに粘り何とか勝負形に持ち込み，そして下図です。

４四竜と桂馬を取った局面です。 さすがにここは竜をきるんですから，勝ちを

何度も確認して指しました。 ところがここでまた私はがく然としてしまいました。

次の後手の一手が素晴らしかったのです・・・・・。

後手の指した手は、２六桂です。

詰めろ逃れの龍とり金とり、 ここでまた私は長考に入りました。

勝ちじゃなかった！ （ もう２度負けた気分を味わいました ）

本譜は以下 ４一龍 同角 １五香 同歩 １六歩 同歩 １七歩 １五玉 ２六歩と

進み 何とか勝利を得ることができました。

準々決勝 準決勝 と 相手は級位者なのに 正直こんなに苦しむとは，思っても

みませんでした。 どちらも負けてもおかしくない内容です。

なんとか 決勝進出！！！