第一回倶楽部24B2リーグ
第九局
先手 CAMEL vs 後手 ma-dai 三段
ma-dai三段との一戦。 Ma-daiさんは,さくらさんやらくぼうと同じ将棋部出身の強豪。
倶楽部24の常連で,結構古い定跡や棋譜をよく知っている。
これまで2勝1敗で,前回は右四間でやられている。
今回も右四間で4筋の位取りとの併用と趣向をこらしてきた。
じっくり指していくと,先手は手に詰まりそうなので,とにかく仕掛けた。
(図は
先手が 7五歩まで )
先手7筋に飛も展開して,7筋から突破口を開く。
84に角が出た時,後手82飛 66角 87飛と 竜を作る。
この大さばきは一応,読み筋だが,少し損をした感じだ。
図以下,22角成り 同玉 77角 33角 86飛 77角成り 87飛 同馬 82飛と進む
大さばきにはなったが,少し無理だったか! 98香型がいきてない。
それから,少し悪いながらも中央で小競り合いが続き,42にいた金を41に入り,次の
42角をねらった局面が,下図である。 しかしこれが一手パスの緩手!
後手の次の一手でまいってしまった。
(図は先手4一金まで)
後手は上図以下,42歩とまさに敵の打ちたい所に打つ。 これで参ったしまった。
この忙しい時に一手パスとは…・。
42歩以下 同金 24歩 43金 同角成り 66角と気を取り直して攻め直すが,24歩が入ってる
ので,先手忙しい。
そして,先手の攻めが一息ついたと見るや,後手も飛角をおろして攻めにでる。
58歩と打ってきた。 この瞬間、何かあると思ったのだが…。
図以下,41角と打つ,そこで12玉とかわす。
この当たり前の12玉を,その時はうっかりしていた。 いろいろ検討してみたけど,ここでは
先手悪そうだ。
41角 12玉 58銀 同竜(竜からいくのがいい) 同金寄る 同馬 69歩 同竜
に14桂と跳ねて下図。
図ではまだ,34桂右と跳ねた方が難しかったか? 本譜は17歩が効き,簡単に詰まされて
しまった。 これで2敗目を喫した。