CAMELMAMA習字を習う
何を思ったか,最近CAMELMAMAが習字を習いはじめた。
私(CAMEL)が,PCでネット将棋をしている間,習字の練習をしている。
見ると,半紙にただ『一』をひたすら書いている。
『一』はつまり,横に直線を引くだけである。
まだ,一回しか習いにいってないのだが,まだこの『一』以外は書いたことはないらしい。
私は,「 横一ばかり書いても面白くないだろうから,何か将棋の格言でも書いたら」と勧めた。
そして,CAMELは手本だといって筆をとり『王の早逃げ八手の得』と書いた。
何十年ぶりかの習字であった。
我ながら,ひどい出来である。・・・・・
すると調子のいいCAMELMAMAは,『私も書いてみる』と言って,書き始めた。
この時,CAMELの書いた手本をCAMELMAMAは全く見ていなかったとは・・・・
後から気付いたことである。
そして,CAMELはPCネット将棋に戻り,対局を始め,習字のことは意識の中から
離れていった。
しばらくして,CAMELMAMAが,『“えじき”って漢字でどうだったっけ』と聞くのである。
恥ずかしいかなCAMELは,とっさに“えじき”の漢字が思い出せなかった。
と同時に,CAMELMAMAはCAMELとは違う格言を書こうとしているものだと思った。
そして,CAMELMAMAの方に寄って,半紙を覗いてみると,なななんと,その半紙の右側に
『王の早逃げ』と書いてあった。
はて! なんで,“えじき”なんて聞いたんだろう。
『おまえ,王の早逃げの横に なんて書くつもりなんだ』と聞いたところ,CAMELMAMAは
『歩の餌食』というではないか!
つまり『王の早逃げ歩の餌食』か?????
ここでじっと,勝負師らしくポーカーフェイスで『“えじき”はひらがなでいいよ』とか,さりげなくその場を凌いでいればよかったのだが,CAMELは動揺してしまった。
それは,『犬も歩けば木から落ちる』と同じじゃないか!
CAMELMAMAもこんなCAMELの動揺ぶりを察したのか,何か変だぞと悟ったらしく,
『歩の餌食は・・・桂の高飛びだったかねえ』と,正解を気付かせてしまった。
うーん残念である。 そのままいっていれば,このHPにCAMELMAMA作の
『王の早逃げ歩の餌食』を紹介できたのに!
結局CAMELMAMAは王の早逃げの続きは知らなかったようである。
『桂の高飛び・・・・』は,唯一CAMELとの対局のときにCAMELMAMAの
跳ねた桂を,CAMELが『 桂の高飛び・・・・』と言って,桂を取っていたので
覚えていたのだろう。
それでも,無理矢理書いてもらったら,このHPに載せることはできるのだが,
CAMELは嘘は嫌いである。
それにしても残念! 動揺さえしなければ・・・・
まだまだCAMELMAMAは恐るべしである・・・・・! (98.07.24)