CAMEL式 対居飛車穴熊を斬る |
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(基本図までの手順例)
▲76歩 △34歩 ▲26歩 △44歩 ▲48銀 △42飛 ▲56歩 △94歩 ▲68玉 △72銀 ▲78玉 △32銀 ▲57銀 △62玉 ▲58金右 △71玉 ▲77角 △64歩 ▲88玉 △74歩 ▲98香 △73桂 ▲66歩 △62飛 ▲67金 △43銀 ▲99玉 △52金左 ▲88銀 △54銀 ▲79金 △65歩 ▲25歩 △33角 ▲36歩 (基本図1) (基本図1)
以下 △66歩 ▲同銀 ▲45歩 (基本図2)
( 変化図 @ )
( 変化図 Aの1 )
( 変化図 Aの2 )
( 変化図 B )
( 変化図 Cの1)
( 変化図 Cの2 )
《実戦例》 |
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CAMEL流の対居穴の布陣は基本図1から2を目指すところから始まる。 ここでは四間飛車側を後手と想定して進める。 もし先手なら,基本図1から12香か95歩のいずれかが指されている。 もちろん先手側をもった方が,有効であるが,あえて後手番で考えてみる。 また,先手側も79金では78金と上部を意識した構えで応じる型もある。 基本図1までは,四間側も美濃に玉を囲うので,居穴側,安心して居穴に組める。 居穴側にも不満はなく,基本図1までは,割とスムースにいけるのが,この戦法の 特徴といえる。 T 基本図1までのポイント @ 玉が普通に美濃囲いにする(但し71を定位置とする) A 基本図1までには角道をあけない(45歩は保留) B 端歩は先手からの角出を防ぐ(95歩まではしなくてよい) *但し,突けたら それに越したことはない。 C 飛は右四間に振り,52金右とし,65歩の後の86角に備える。 U 基本図1から基本図2までのポイント 基本図1から基本図2へは,3手しか進まないが,ここの手順は 重要である。 @ 66歩と取り込んでから,45歩と角道を開ける。 振り飛車側が先手の時は,36歩が突いてないことが多い。 それは,後々の変化で角の展開が出来ないので,37歩型の時に仕掛けても 36歩と12香または95歩の交換後に仕掛けてもいい。 V 基本図2以降の先手(居穴)側の指し手 基本図2での後手の狙いは,85桂から角を退かせての2枚替えだ。 ここでの先手の候補手は4つ考えられる。 @55歩 A24歩 B68飛 C75歩 である。 順にその対応を記す @ ▲55歩 これは後手にとっては一番有難い。 55歩に対して63銀と引くのは論外!!! 当然 65歩と反発する。 以下 先手も勢い54歩と攻め合うが! (基本図2以下) ▲55歩 △65歩 ▲54歩 △66歩 ▲53歩成 同金と進む。 (変化図@)となる 以下 66金に二枚替えして,振り飛車充分である。 86角には 67歩成りと と金を作って指せそうである。 A ▲24歩 これは同歩に22歩の攻め合いが狙いだ。 (基本図2以下) ▲24歩 △同歩 ▲22歩 △85桂 ▲86角 △66角 ▲同金 △同飛(変化図Aの1)と2枚替えに成功する。 2枚替えで飛を残すか,角を残すかは,微妙なところだが,我々アマには 飛を残すほうが,無難だろう。 78金型の時は,69飛成りがあるので,そのときは飛を残したほうが明快だ。 2枚替えだがそんなに四間側が優勢とは思わない方もいるだろう。 しかし居穴側の陣形は薄く,歩切れで,まとめにくい感はある。 22歩が飛の飛び込みや,将来角打ってからの11角成りが邪魔になっている。 少しではあるが振り飛車良しと思う。 (変化図Aの1)から 先手44角という手が気になるが・・。 以下 ▲ 44角 △ 56飛 ▲ 21歩成り △ 66歩と進み(変化図Aの2)となる。 79金型しかも歩切れでは,この歩成りが受けにくい。 B ▲68飛 は数で66の筋に効かして受けようとした手だが・・・。 (基本図2以下) ▲68飛 △85桂 ▲86角 △66角 ▲同金 △57銀 (変化図B) でやはり振り飛車指せそうだ。 飛を取れれば28飛から桂を取ってといった具合で,手には困らない。 C ▲75歩 攻め合うなら,この手が最善に思う。 一本▲24歩 △同歩を入れてから▲75歩が実戦的だろう。 (基本図2以下) ▲24歩 △同歩 ▲75歩 △85桂 ▲86角 △66飛 ▲同金 △同角 と進み(変化図Cの1) となる。 狙いの2枚替えだが,この場合は角を残したい。 但し,78金型のときは,飛を残す手もある。 さて,(変化図Cの1)だが, 皆さんどういう見解でとらえておられるでしょうか? これは,居穴指せると思ってる方もおられると思う。 しかし,76の空間が,振り飛車側も利用できるのである。 一例として (変化図 C)以下 ▲74歩 △ 63金 ▲31飛 △76金 ▲ 59角 △ 77歩 と進み(変化図Cの2) となっては78銀〜87銀を見せて,振り飛車充分で ある。 他にも(変化図Cの1)から 単に31飛など,考えられるが,7筋に歩が 効かないと居穴側から,角道を止めづらく,振り飛車も戦えそうである。 手順中74歩に63金が,肝心な所で,形良く63銀引くでは,73歩成 同銀 76飛とされて,84角と受けるよりなく,24飛とかで,ちょっといやである。 角道は,先手玉をにらんでいたい。 しかし,それでも いい勝負か?.
所詮,アマチュアの研究手順である,このCAMEL式がどこまで通用するかは わからないが,私の実戦においては そこそこは通用している。 また,対居穴で来られた時,こういったパターンを持っていると,時間を使わずに 互角に持ち込めれば,いいかなと思っている。
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