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高橋五段の会心譜からです。

先手 内藤王位 vs 後手 高橋五段 S58.9.26 24期王位戦6局

後手の高橋五段は 端に角を出て動いていき,4六歩と打ち、先手が4八金と進み

後手が4六に拠点を作ったところです。

(図は先手 4八金まで

 

正解は2二角です。

一連の流れからみて,後手は攻めていくものと思ってました。

それをじっと,4六の拠点を作ったことに満足して角を引いた手がなんとも

渋いではないですか。

3五歩とかむやみに攻めたりはしません。局後内藤王位『立派な手』と評したと

記憶してます(あやふやな記憶)