第6位
大山15世名人の位取りに対する一手です。
先手
米長棋王 vs 後手 大山王将 (S58.3.3 第32期王将戦5局)ここで,大山王将の指した手が問題です。
対玉頭位取りにおいて時折見られる手です。(
私もよくまねをしてます)本当は
この将棋よりずいぶん前に 中原vs大山 戦で私は見かけたのですが,その棋譜が手元になく,再現できませんので,この将棋を代わりに出しました。
(図は先手
3六同歩までです)
正解は
7一歩です。この手が最善かどうかは分かりませんが,中盤の段階でここに歩を打つことは
凡人には浮かびません。これぞ大山流。
先にも書きましたが,私の知ってる中原vs大山では8一玉と引きそれから7一歩
と打ったと思います。(これもあやふやな記憶)
しかし,本譜は米長棋王が勝ちを収めましたが,この7一歩は印象深い手でした。