第
10位大山流の振り飛車からの局面です。
先手 大山15世名人 vs 中原十段 (S48.10.24 第12期十段戦1局)
後手6四銀の急戦からの展開で先手は飛車を5六に浮き6六の歩の取り込みを
防いでいます。 ここで先手が動きました。次の3手が意表をつかれました。
(図は 後手8四飛まで)
正解は 3五歩です。
以下 同歩 に 3六歩の継ぎ歩が狙いです。
ここから,飛車をあわよくば3筋に回そうとする構想が,絶妙だと思います。
大山流はとても,まねできないですね。