不動山・陣見山(外秩父周辺)



                                  1997年1月25日(土)快晴・強風

秩父鉄道・野上830…洞昌院900…1030不動山1040…間瀬峠1140…1320陣見山
         (130)   30 (150) 90   (△549)    60 (380)   100  (△531)

1325…十二天養魚場1430…(ラーメン屋20')…1555児玉車庫BT
    65      (180)           65


                                   体力度B 神経度B(歩行合計7時間00分)
◇5万図 寄居・高崎
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(山と渓谷社)

 秩父から北、荒川左岸の丘陵地帯には、破風山(627)、宝登山(497)、不動山、陣見山、鐘撞堂山(330)とハイキングの対象となる山々が連なっています。そのなかで筆者未踏の山は宝登山、不動山、陣見山でしたが、宝登山にはロープウエイがあるので後回し。今回は、不動山・陣見山を歩くことにしました。天候は、強風には参りましたが、晴れていてまずまずでした。しかし、「のんびりハイク」のつもりで行ったにも拘わらず、例によって薮が意外に手強かったです。最近の筆者はすいている山を求めてバリエーションルート(一部の書籍では「バリエーションルート」と言うと「経験者向きルート」を指すようですが、筆者は、「別ルート」、「代表的でないいろいろなルート」というくらいの意味で使っています。)に行くことが多いので、こういう目に会いやすいのでしょう。このコースもルートファインディングに自信がなければ皮軍手は必携です。

 野上駅からは北へ国道140号線を突っ切り、道なりに進むと、やがて「萩寺」の看板に導かれて洞昌院へ。右側の小公園のベンチで一休み。ここから車道も登りとなり、八重子3号橋の手前で右手の金網沿いの急な道に入ります。左方には射撃場があり、銃声が響くので、この先薮の中でモソモソやっているときには感じが悪い。「大黒天」の左を通過し、「苔不動」への指導標に従って涸れ沢状の道に入ります。右にいい道が見えますが植林帯を過ぎると猛烈な薮で、観念して、沢へ戻りました。やがて、左へ沢を離れ、急傾斜の山腹を登りますが、道を間違えたらしく、目印の赤テープを見かけなくなってきたと思ったら、だんだん薮がハードになってきます。ここの薮は弾力が強く、トゲの密度も高く、筆者の経験の中では第一級のものでした。悪戦苦闘の後、通過予定だった苔不動より西側で、稜線付近を通る車道へ出ました。舗装車道を北東へ辿ると苔不動からの道が登ってきて、先程の間違いを確認。更に進むと、舗装道が左へ下るあたりから、不動山への最後の登りです。ここから、下草がよく刈られている幼い植林の中を直登可能ですが、薮に懲りていたので太い道を北東へ周り込んで、折り返すようにして登頂しました。


 不動山から西上州の山並みを望む。


 この稜線は全般的にそうですが、不動山山頂からも、好展望です。南は武甲山から右奥の奥秩父の山々は雲を被っていましたが、その右に近く城峯山、その右やや遠く御荷鉾二峰が縦に並び、北から東にかけては関東平野のかなたに榛名、小野子、子持、赤城、北関東の山々が霞みます。条件が良い日なら上越国境や奥日光も見えるはずです。
 不動山から間瀬峠までは、尾根通しで行けるはずですが、道を発見できず、先ほどの薮で怖じ気づいて、広い道を北から巻き気味に行きました。北面のため積雪が5〜10cmありましたが、ざらめ状で問題ありませんでした。
 間瀬峠から北東へ巻く林道に入ってすぐに右手へ山道を登り10分ほど薮を漕いで、稜線上の林道へ登りつき、少し左へ行くとパラグライダーの発進地となっているピーク(約510m)へ。ここも展望が開け、対岸の登谷山方面が美しく眺められ、眼下の荒川沿いの町並みは箱庭のようです。


 パラグライダー発進地ピークより登谷山方面BR>

 ここからは、景色を楽しみながら、車道・尾根上の歩道を適当に選んで行くと、展望のない陣見山の山頂に着きます。不動山周辺では、ひとりのハイカーにも出会いませんでしたが、陣見山の手前では都合3組4名とすれ違いました。
 陣見山からは、尾根伝いに波久礼(はぐれ)駅へ行く予定でしたが、「ハイキングコース」の指導標につられて北へ行ってしまいました。やがて、車道に出たので、予定していた尾根の北側を巻く林道であることを期待しましたが、実際はその西を北へ向かうもので、上から見てもしや円良田湖(つぶらたこ)と期待した水面は、小さな池(十二天養魚場)でした。ここからの秋山集落は、山里ながら、東京近郊の保谷市、武蔵野市に近いほどの住宅密度に見えましたが、鉄道駅はおろか、バス停さえなく、児玉の中心街近くまで延々と歩くはめになりました。



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