丸山から正丸峠(奥武蔵)



                          1995年6月17日(土)晴

西武線・芦ヶ久保720…855丸山915…刈場坂峠1015…1145正丸峠1155…1240正丸
     (320)  95 (△960) 60 (830)   90  (650)  45  (290)


                                体力度B- 神経度A+(歩行合計約5時間00分)
◇5万図 秩父
□筆者参考文献 「東京付近の山」(実業之日本社)「東京周辺の山」(山と渓谷社)

 丸山は、秩父盆地の東にあり、南面は武甲山〜有馬山に遮られるものの、西面・北面には近くに自身より高い山がないために、関東甲信越の山々の好展望台となっています。丸山からは北に大霧山・堂平山・笠山等の外秩父の山々を派生し、東にはいくつもの峠が横切り、はるばる高麗のシンボル日和田山へつながる奥武蔵高原の尾根を延ばしています。途中刈場坂峠付近から南に続く関東平野と秩父盆地の分水嶺をなす尾根が正丸尾根で、正丸峠を経て奥武蔵核心部へ続いています(この山域は雲取山を起源とする長沢背稜から北へ派生した山塊です。)。こんな重要な尾根ですが、これまで歩いていなかったのは、ちょっと見落としでした。それだけに他の人も目が行きにくいと思われ、静かな山歩きも期待出来ます。

 芦ヶ久保から丸山への道は果樹公園村経由の通い慣れた道です。途中支尾根に取り付くと伐採跡で西側の展望が開けます。この近辺どこからでもそうですが、両神山が目立ちます。山頂近くなると車道に出ますがここを横切って主尾根を東へ辿るより、車道を少し東進して、駐車場の所から登頂した方がアップダウンがなくて楽です。山頂展望塔からは冒頭に記したとおり素晴らしい眺めが得られます。


 丸山から武甲山・奥秩父方面。


 東へ尾根伝いに大野峠へ急降下、ここからは尾根伝いの道も残ってはいるものの、そちらに入っても、並行する車道にしょっちゅう分断されますので、車もあまり来ないですし、平坦で明るい車道の方を行きました。やがて、外秩父方面へ幾筋も尾根が裾野をひく開放的な眺めの刈場坂峠へ辿り着きます。ここから、南へ分岐する尾根に入ります。ここから正丸駅方面へ下る車道と15分程で再び出会いますが、すぐ先がコクゾウ(虚空蔵)峠です。ここから、いよいよ正丸尾根の核心部で、期待通り奥武蔵のど真ん中でありながら出会う人も少なく、樹間の道ですが、時々覗けるそれぞれの側の眺めが分水嶺らしい雰囲気に溢れています。いくつか登り下りがありますが、正丸峠の手前のピークは展望台になっていて、伊豆ヶ岳の姿が印象的です。


 正丸尾根から高麗川の谷と伊豆ヶ岳。


 正丸峠は車やバイクで来る人が多く、観光地化しています。ただし、秩父へ向かう車は、今では長いトンネルが貫通していますので、正丸峠は越えなくて済みます。
 正丸峠からも下山道はありますが、この時は、正丸駅方面へ車道を10分ほど進んだ所にあるガーデンハウスの所から下りました。



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