ボディワーク 1

錆だらけのボディを何とかしなければなりません。

右フロントフェンダーの前端部の錆穴。
この部分は、裏側にゴムのダストシールドが付いているため、湿気が溜まりやすいんです。
しかも、長い間に土埃と錆が堆積しているので、さらに錆が進行しやすくなります。

画像は、錆穴周辺の塗装を落としているところ。
過去にパテで穴を埋めたことがあったようです。

この後、自分で溶接を試みるも、仕上がりの悪さに落胆。
プロに補修してもらいます。
ヘッドライト上にあたる部分にも穴が。

この裏にあるダストシールドは、一度外して中を防錆処理することをお勧めします。
上の錆穴の裏側。

コップ一杯分はありそうな錆と土が収穫できました。
同じく右フロントフェンダーの後端下部。
裏骨があるので錆びやすい部分ですが、A/C付きの車は、ドレン水でさらに錆びやすくなるようです。

錆穴になっているので…
グラインダーで切れ目を入れて…

パカッと開けます。
錆をゴリゴリ落とした後、POR15で錆止めしました。

ここの溶接もプロに任せます。
こんな大きいものが積める車はうちにはないので、当時在籍していた大学のトラックを借りて運びました。
ボディショップから戻ってきました。
前端部。
きれいに直ってます。
後端下部。
お見事。
内側から見てもきれいな溶接です。

錆転換剤が塗ってありますね。
穴が埋まったので、総剥離を開始します。

パテが…。
なかなか大変です。

赤いプライマーは製造時のものと思いますが、かなり頑固です。
ネオリバーをぶっかけてもビクともしませんから。
でもグラインダー併用でなんとかプライマーを剥離し、錆も落としました。

DNTの二液プラサフで錆止めをして表側は完了。
フェンダー裏側は錆とアンダーコートを剥がして…
POR15で仕上げました。
ヘッドライト裏のブラケット。
錆を落として…
ジンクリッチを下地に塗ります。

ミスってシルバーで塗ってますが、上塗りするならグレーの方がお勧めです。
グレーの方が亜鉛濃度が高い製品が多いので。
黒スプレーで仕上げます。

書くのは簡単なれど、すごい手間がかかります。

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