エンジン加工

加工屋へと旅立ったシリンダーブロックなどなど。

1週間も経たずに作業完了の電話が。
ボーリングするには、エンジンオイルのディップスティックチューブを取り外す必要があったそうです。
rigdeも無くなり、輝きを放ってます。

カムベアリングも綺麗になりました。

一番後ろのカムベアリングは、外す際にブロック後部のフリーズプラグのようなキャプを取り外す必要があります。
このキャップはフリーズプラグのセットに入っているので心配ありません。
加工済みのシリンダーブロックは、切削粉だらけです。

洗浄のため、エンジンクリーナー(噴霧器)を使って、灯油を吹き付けます。
オイルラインは特に念入りに。

汚物は消毒だー
ただ、残念なお知らせも。

4番のコンロッドが曲がっているとの連絡が!
真ん中のコンロッドが微妙に左曲がり。

ピストンが付いた状態では気づきにくい程度の曲がりです。
ピストン組み付け前に気づいてもらって助かりました。

左右のコンロッドはChip's Caddyから譲ってもらった正常なもの。

曲がった原因は、おそらくウォーターハンマーとのことでした。
ピストンピンは圧入式なので、プロに任せるのが安心です。
念のため、クランクシャフトに組みつけてみて、ロッドベアリングとのクリアランスを確認します。

結果、8番がNG!
ナットを締め付けると、コンロッドがロックして回らなくなります。
何で?
ロッドベアリングの不良を疑いましたが、別のベアリングに変えてみても変化なし。

加工屋さんで計測してもらったところ、コンロッド大端部の変形が原因と判明しました。
8/100mmほど楕円になっていて「全然ダメ」とのことでした。

8番のコンロッドを交換し、事なきを得ました。

B A C K