フロントエンドリビルト I

傷みの目立つフロントエンド。

左側のアッパーアームですが…
替えたいブッシング。
替えたいストラットロッドブッシング。

センターリンクはまだ良いのですが…
タイロッドのボールジョイントがガタガタ。

右のハブ周辺。

漏れたブレーキフルード、グリス、錆。

壮観。
スタビライザーのブッシング。

…とにかくバラすしかなさそうです。
まずは外しやすそうなショックアブソーバーから。

モンキーで回り止めをして、メガネでナットを回します。
モンローマチックでした。

ブレーキのバッキングプレートは、スプリングやシューが付いたまま取り外しました。

プレートとハブの間には、ゴムのガスケットが入っていますので、ちゃんと保管しておきます。
ストラットロッドも外します。

ブッシングの中にはスチール製のカラーがあるはずなのですが、入っていませんでした。
難関の一つ、ボールジョイント。

ナットが緩みやすいよう、ネジ部の錆を落としました。
ナットを緩めたら、ダブルハンマーでジョイントの嵌合を…

いや、無理です。
ナックルに傷が付くだけで、ジョイントは緩みません。

* この作業をするときは、必ずボールジョイントにナットを付けておいて下さい。 一気にスプリングが伸びると、怪我では済まない場合も…
プーラーを併用しないとジョイントを外すことはできませんでした。

画像のプーラーはストレートで売っているものですが、爪の幅が狭いので、グラインダーで削っています。

ギリギリと締め上げて、ダブルハンマーでバコーン!
やっと外れました。
アッパーのボールジョイントも同じ要領で外れますが、キャンバーエキセントリックが付いているので注意します。

あとはロアアームをジャッキで支えて、ロアアームのボールジョイントナットを外せばスプリングを外せるはず。

なのですが、ジャッキを上げていってもスプリングは縮まず、車体(フレーム)ごと持ち上がります。

この時点ではエンジン、ミッション、バンパー、フェンダー、ボンネット等を外しているので、車重が不足してるんです。

続きはエンジン搭載後ということに相成り候。

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