フロントエンドリビルト III

アッパーアームにブッシングを組み付けます。

アームは柔らかいので、ブッシングが嵌る前に曲がってしまいます。

なので、長いボルトとナットでスペーサーにしています。
上下共に均等に入っていけば良いのですが、そうもいきません。

上側だけ圧入したい時はこんな感じにしたりして、何とか無事に終了。


当て物には大きいソケットを使用しました。
間違っても塩ビのジョイントパイプなどは使ってはいけません。
いきなり破裂して危険です(経験者より)。
どのくらいまで圧入すればよいのかよくわからないので、適当にしておきました。

左右でアームの幅が違うのは元からです。
フレームを塗装し、組みつけの準備も完了。

ブレーキのバッキングプレートもOK。
スプリングの上部には、インシュレーターを付けます。

右側にはスペーサーが付いていたので、元通りに。

インシュレーターとスプリングは、幅の広いビニールテープをぐるぐる巻いて固定しました。
ロワアームを付け…

アッパーアームを付け…

ナックルにキャンバーエキセントリックを付けたら、アッパーアームと合体させます。

コンプレッサーで縮めたスプリングを装着。
スプリングが固いので、縮めるのは大変です。
危険を承知でプレスを併用してみたり。

スプリングの端部は位置の指定があります。
ロワアームをジャッキで持ち上げ、ボールジョイントのナットを締めます。

山は越えました。
ストラットロッドのブッシング。

ロッドにつけて

フレームと
ロワアームに組み付け。

ショックはカブリエル。

スタビライザーのブッシングとリンクも新品に。

ボルトが短くて苦労しましたが、58caddyさんのサイトで勉強してたので、ロックナットは戸惑わずにすみました。
ステアリングリンケージも組み付け。

ブレーキの部品も交換。

だいたい完成!

タイヤはアメリカ製のホワイトリボン・ラジアル。
1962年からオプションのタイヤは"Narrow White Wall"になりました。

新車装着タイヤは、FirestoneかGoodrichかU.S. Royalのバイアスですが、消耗品にそこまでこだわりません。
K国製とC国製だけは避けますが。
ホイールは純正。
バランスウェイトは裏側にだけ付けてもらいました。

この車が新車時にホワイトリボンを履いていたかは、ビルドシートを取り寄せないとわかりません。
ただ、装着率は99.1%なので、ほぼ間違いなく装着されていたでしょう。

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