インテリアランプ

ドアを開けたときに車内をほのかに照らすインテリアランプ。
Series62コンバーチブルでは、ダッシュボード(Map Lamp)、左右のドアグリップ(Courtesy Lamp - Front Door)、フロントシート背面(Courtesy Lamp - Seat Back)の4箇所です。

最初はもちろん全滅でした。
助手席側のドアグリップのランプが点灯しない理由は、ドアジャムスイッチの故障を除くと

@バルブが入っていない
A断線

の2つ。
画像の下側の赤い線が切れていて、断面が錆で緑色になっていました。
保護テープを剥いでいくと何箇所も折れています。
近い太さの線(0.5sq)に置き換えてハンダ付けの後は収縮チューブでショート防止。

ビニールテープを巻いてしまえば下手な仕事も隠せます。
パワーウィンドウの配線も切れかけていたので、一部取り替えました。


運転席側はバルブが入っていないだけで問題なし。
助手席側のドアジャムスイッチはまあまあの状態。
しかし、運転席側はボロボロで使用不可。
正確なリプロは存在しないので、NOSを購入するか、汎用品を改造するしかありません。

ここまでが2002年の作業。
そしてNOSを購入できた2013年。
インディアナのStevenさんに譲ってもらいました。
3wire対応のスイッチは室内灯の多い高グレード車に使われますが、入手は運次第。
Eldorado等では4wireだったかな。

車体側のワイヤーを1つにまとめて1wireのスイッチに繋げば同じことのようですが、おそらくそれではスイッチの内部の接点の容量が不足するのだと思います。
スイッチの取り付け穴は、スイッチと電気的に接続されていないといけません。
開口部断面の塗料を紙やすりで剥がしておきます。

錆防止のために接点グリスを塗りました。
で、こんな風に取り付けるのですが、スイッチカバーを取り付けた状態だとスイッチのボタンが押し込まれたままの状態で元に戻らなくなることがありました。
スイッチカバーを付けていない状態だと問題ありません。


カバーを付けるとボタンが押し込まれすぎて元に戻らなくなるようです。
カバーを諦めるのも癪なので、ボタンの先端を少し削って動作OK。
今度はフロントシート背面のランプ(Courtesy Lamp - Seat Back)。

外観を除けば特に問題なさそう。
"90"のバルブは2接点ですが、フィラメントは一つ。

接点の片方がプラスで他方がマイナス。
口金はアースになっていません。
シート背面の取り付け部。

白い塗料が付いているのは、塗装で汚れをごまかした痕跡と思われます。
現状でも汚いですが、オリジナルの表皮なので我慢します。
レンズは劣化が著しいですが、リプロは無かった気がします。

ちなみに、この部分にカーテシランプが付くのはSeries62コンバーチブルのベンチシートだけ。
バケットシートの場合は、後席左右のアームレストにランプが埋め込まれます。
Eldoradoでは左右クォーターパネルのトリムに専用のランプが取り付けられるようです。
ドアグリップのバルブ端子におニューのバルブを装着。
ハンガリー製のGEです。

ダッシュパッドにも取り付けます。
点灯。
うーん
ゴージャス

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