全翼機の世界

解説:Northrop B-2

 ご存知ステルス爆撃機。
キザギザの後縁、のっぺりした形が、実にらしいです。
全翼機というのも注目されましたが、1機が約 2,200,000,000 $(22億ドル=計画単価、フライアウェイ(生産)単価でも10億ドル)以上という天文学的な超破格値の航空機になり、 21機の生産(当初の計画は133機で、後に76機)で終了するという、別な意味でも注目されました。
また、コンピュータによるCFD(Computational Fluid Dynamics)とCAD/CAM(Computer Aided Design & Manufactuing)の全面採用による3次元デザイン、スーパーコンピュータ”CLAY”の活用など、航空工業史的にも注目すべき機体です。

最終更新日1998.07.05


B−2データ
全幅 172 ft
全長 69 ft
全高 17 ft
翼面積 approx. 5,1500 sq ft
後退角 approx 33°(36°説もあり)
ホイールトラック40 ft
空虚重量 appox. 125,000 lb
離陸重量 371,330 lb
最大搭載量37,300 lb
最大速度525 knots(sea level)
航続距離6,600 n mile(7,600 miles, unfueled, 24,000 lb weapon load)
上限高度50,000 ft
エンジンGE F-118-GE-100(推力 19,000 lb)× 4
初飛行1989.07.17 (於)パームデール カルフォルニア to エドワーズ AFB
(使用文献:Northrop B-2 Spilit, Jay Miller, Aerofax, 1995)
(使用文献:STEALTH, Anthony M. Thornborough, Ian Alan, 1991)

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