
H Xはフォルクスイエーガー(国民戦闘機)としてホルテンで計画された機体ですが、終戦間際のゴタゴタか機種整理かで、
超音速を目指す機体となりH X(H XIIIb)としてホルテンの自著に記載されています。
本機は大戦終末期中のホルテンの特徴である「全翼機に拘らない」胴体付きの機体となっています。軍の意向や会社として存続するための意図もあったでしょうが、
このクラスでの全翼機化は少し無理が有るように思えます。
| 項目 | H X |
|---|---|
| RLM識別子 | - |
| 全幅(m) | 7.2 |
| 全長(m) | - |
| 全高(m) | - |
| 翼面積(u) | 37.8 |
| 前縁後退角(Grad) | 70.0 |
| テーパー比 | 20 |
| アスペクト比 | 1.4 |
| 空虚重量(kg) | 600 |
| 総重量(kg) | 700 |
| 翼面荷重(kg/u) | 18.5 |
| 最大速度(km/h) | 500(?) |
| 着陸速度(km/h) | 88 |
| 最大滑空比 | 9 (速度 97.0 km/h) |
| エンジン | Junkers Jumo 004 B-2(推力 900 Kg) |
| 乗員 | 1(座乗) |
| 初飛行 | - |
使用文献
・Nurflugel, R.Horten/P. F. Selinger, Weishaupt-Verlag Graz, 1983