息の長い支援のために、義援金へのご協力を引き続きお願いします


東日本大震災の発生からまもなく一年を迎えようとしています。被災した地域の復旧・
復興には未だ課題が多く、原発事故の放射線被害は「収束」とは到底いえないのが現状で
す。
復興計画が立たず、小学校の移転先が決まらないために、学童保育も仮住まいのままの
地域があったり、小学校の統廃合が多く計画されているとも言われています。福島県内で
は、「外にいられる時間が一日3時間と決められていて、登下校・体育の授業時間でいっ
ぱいになってしまい、学童保育に帰ってきてからは外で遊べない」という状況があります。
被災した地域では、学童保育を必要とする家庭も増えており、安全に安心して過ごせる
生活を保障する学童保育の役割が非常に大きくなっています。そして、子どもたちや保護
者を支える指導員に求められることも多くなってきています。指導員自身も被災して厳し
い生活をおくっているなかで、「この仕事をしていたから元気でいられた」と語る指導員
の方々もおられます。学童保育を支援していくためには、本当に息の長い支援が必要です。
全国から寄せられた学童保育義援金は、2011年12月22日現在、2705万2653円になりまし
た。学童保育義援金は、岩手県・宮城県・福島県をはじめとする被災した地域の学童保育
への支援に使われています。運営が厳しくなった学童保育の指導員の給与に対する援助、
指導員を支える活動〔研修や相談活動)、研修会等への参加費の援助や交通手段のバスの
手配等、学童保育施設の改修、備品や遊び道具、線量計の聴入、子どもたちが外遊びでき
るようにとのバスツアーの実施、学童保育を支援するための組織と職員の配置などなど、
被災地の要望や願いに応える形で活用されています。
今後も息の長い支援が必要であることを考えると、まだまだ費用が必要です。ぜひとも
継続的な協力・呼びかけをお願いいたします。、

「東日本大震災学童保育義援金」の振込先は下記のとおりです
・銀行コード:0005・店番1351・三菱東京UFJ銀行・本郷支店
・普通預金0012273・名義全国学童保育連絡協議会代表木田保男
                                               2012年1月15日