「新e−ビジネスの展開:質の追求」

−eまち、eくらし−


 ここではe−ビジネスと言ってもICTを活用したビジネスの概念を超越し、更に進化した形の"Human Factor Economy/Mission Industry"とも言うべき分野のビジネスを意図しています。で、 最近「人間回復の経済学」などと言われるものを背景とした、下記に示す様な”e”で始まる言葉にちなんで、”eまち、e暮らし”を目指す”新e−ビジネス論”を展開します。

 最も基本になっているのが”ethos”です。つまり、地域の風土など地域DNAを背景にした個人の精神或いは地域の気質を活かすことを基本に置いています。当然”emotion”にも関わってきます。 注目する分野を細分化するならば、まづ
     ・environment/ecology
     ・education/evolution
     ・entertainment/epicurean
の分野、そしてこれらを可能にする
     ・encounter/experience
     ・exchange/exist
等の行動 が代表的な項目として挙げられます。
 これらとICTベースで語られるビジネスとの決定的な的な違いは、 目的か手段かと言うことです。個としての人間や組織の目的に切り込むビジネスが求められていると理解しています。

 これは生活スタイルを設計し直し、これを経済・文化の発展に繋げるような、質重視のモデルを構築しようとするものです。 重要なことは、多様性と進化を基本にした次のことであると考えられます。なお、ここで言う進化とは、時代の変化や周辺環境への対応を意図する協働と競争の調和・共生の結果生まれてくるものを意味しています。

  * 質の追求  + 生産性を人間のニーズへの対応度(目的性)で測ること

 なお、目的を追求することはエゴでも何でもなく、次の手段への発展を担保するものです。手段を追求した経済が破綻をきたしたのは、目的を忘れて方向を見失ったからです。肝に銘ずべきことと思います。