「大きなラブ・スプーンの制作」
− Love Spoon made in Japan −

注文により大きなスプーン作りにチャレンジ!

”愛と幸福のお守りラブスプーン”のページ紹介

60cm以上の大物:欅に拭き漆仕上げ
−関西にお嫁入り−

 欅の板取りをし、はつりのガイドとなる鋸目を入れたところ。
 欅(Zelkova)は日本特有、L=61cm,W=12cm,D=4.7cm。
 鑿ではつってスプーンのカーブを出す。(この作業が固くて大変)
 デザインに従って輪郭を描きボール部分を刳り出す。ベル、ハート、結び目等それぞれの形には特別の意味が込められている。
 スプーン部分の中を削って彫り出し、外形の輪郭を整える。
 スプーンの部分の拡大図。
 全体の彫りが進み形が出来てくる。大きくても中側は手間が掛かるものである。
 細部の彫刻も進みヤスリ掛けを行う。表面はまだ荒いままである。
 全体に320番のペーパーを掛ける。漆の工程への準備が整う。
 生漆を塗って漆風呂で乾かし、500番のペーパで丁寧に研ぎ木地固めを行う。
 小さい穴やキズは補修を行っておく。
 拭き漆(擂り漆)を5回、乾燥をさせながら繰り返し行い艶が出た所。漆は国産で、茨城県の大子町産を用いる。
 この艶はワックスでは出ない和風な仕上げ。
 真ん中にはWalesの国花である水仙を彫ってある。

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