木取り、デザイン、固定を考慮した彫り方の順序、スプーンの彫り方、ボールと鎖の彫り方ノウハウ、
鋸・鑿やナイフの使い方、文字の彫り方、更には道具について色々教えていただいた。
アーサー先生は自分で博物館から出てきたという程の彫刻の第一人者で、
天皇・皇后両陛下がWales訪問の際、菊・水仙・桜を彫ったスプーンと龍の彫り物を贈ったとのこと。
先生は更に世界一小さいラブ・スプーンを彫った人で、
これは燐寸位のサイズなのに鎖付き克つボール入りのもので絵葉書にもなっている。
![]() | Step1
:桂(Lime)の木にデザインを写し取る。サイドも含め立体的に描く。 | ![]() | Step2:スプーンになる面の上部を鑿で削りとる。 |
![]() | Step3:削って無くなった絵を再度描く。 |
![]() | Step4:ボールを刳りだし、ケルティッククロスを彫る。鎖を応用した端のハートも片鱗を現す。 |
| Step5:スプーンを彫って少し磨いた。ボールを上手く彫るには高度なノウハウが必要である。 |
![]() | Step6:ボール部分のクローズアップ図![]() |
![]() | Step7:彫り上がって2種類のペーパーを掛けた。通常はここでワックス仕上げ。横に先生のイニシャル”A”を入れる。 |
![]() | Step8:日本から漆を持参し、フラットのキッチンで拭き漆をして仕上げた。 |