![]() | 欅の板取りをし、はつりのガイドとなる鋸目を入れたところ。 欅(Zelkova)は日本と北東アジア特有、L=61cm,W=12cm,D=4.7cm。 | ![]() | 鑿ではつってスプーンのカーブを出す。(この作業が固くて大変) デザインに従って輪郭を描きスプーン部分を刳り出す。ベル、ハート、結び目等それぞれの形には特別の意味が込められている。 |
![]() | スプーン部分全体を削って彫り出し、外形の輪郭を整える。 |
![]() | スプーンの部分の拡大図。 |
![]() | 全体の彫りが進み形が出来てくる。大きくても中側は手間が掛かるものである。 |
![]() | 細部の彫刻も進みヤスリ掛けを行う。表面はまだ荒いままである。 |
![]() | 全体に粗めのペーパーを掛ける。漆の工程への準備が整う。 |
![]() | 生漆を塗って漆風呂で乾かし、細かいペーパで丁寧に研ぎ木地固めを行う。 小さい穴やキズは補修を行っておく。 |
![]() | 拭き漆(擂り漆)を5回、乾燥をさせながら繰り返し行い艶が出た所。漆は国産で、茨城県の大子町産を用いる。 この艶はワックスでは出ない和風な仕上げ。 |
![]() | 真ん中にはWalesの国花である水仙を彫ってある。 |