モザイク化とは?:ノードとアームの連結(リンク)による編み目状の有意の場 |
<プロとアマのパートナーシップを中心に、文化のモザイク化を考える>
同じ分野・領域のプロとアマの関係の他、異分野である故に相互にプロとアマの関係にある場合も含む。むしろ後者の状況に一層の意味がある。ある課題に関して、学者が自分の専門外であると言って逃げることを許さず、アマとしてでも当事者意識を持つべきであるという主張に繋がるものである。課題に対して貢献意識があれば、プロ・アマを問わずに当事者としての貢献が求められている時代であると考えたい。
1)必然を背負っているが、自然発生的、偶発的な構築の要素が多い。
・文化は個が中心であるため、巧まない意識の流れの中で、モノとしても心の在り方としても 手作りの形が特徴的となる。
2)多元的な価値観で構成されている。
・単なるネットワーク化で括れない動きと働きが存在する:複雑な機構
・多元的な中で価値観がうまくかみ合って調和し、有意を構成している。
3)形態
・構造を理解することから政策の方向が見えてくる
・ノードを構成するもの:元気な個人、個業、個としての専門家など
・アーム(手を伸ばした関係性)で構成する各種パートナーシップの構造
-個の思い、使命感など外の世界に訴える力
-プロとアマ;ビジネスと趣味・道楽・当事者意識
-デザイン、マーケティング
-伝統技術と現代デザイン
-複合機能化:創、学、販、修
・外枠:グローカルな市場ネットワーク
・ノード、アームの大きさは構造とは別に議論が必要
・産官学民の連携
<モザイク化はネットワークと何が違うのか>
1)ROM種の生息不能性
・モザイク化は複雑な価値構造的様相を示しており、ネットワークのように単純な操作を示すもの ではない。ネットワークではROM的な存在が許されるが、モザイクではROM種は生息し得ない。
2)ノードとアーム;成すものとして!
・モザイク化はノードの在り方と、認知的・自律的・学習的なアームの伸ばし方が極めて重要である。
3)トランス・ディシプリン
・異なるディシプリンが混在し、トランス・ディシプリナリーなプロジェクト化に繋がっていく。
・従って、アプリケーション指向となり、中立的・無性格なものではあり得ない。
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