「毎年1回、再会を楽しむ関東OB会」

−同期生同士、お誘い合わせて懇親会に参加ください−

皆様のご協力で、OB会を楽しみにできる有意義なものにしていきたいですね。

寄稿;「関東OB会の会長としての思い」

 戦後間もなく卒業した特1回生から親子ほども年代が下がった方々まで多くの同窓生が、毎年11月に開催される総会・懇親会で、年1回の再会を楽しんでいます。 故郷を離れて暮らしているからこそ、再会は懐かしさを感じると共にお互いの現況を確かめ合う機会でもあります。 同期の仲間に加え、例えば年次が違う同じ中学の同窓生と出会うことや、ご無沙汰の親戚や兄弟と会うことも稀ではありません。 出会いが縁で、次の新しい関係を生むことが増えている様子もあります。

 同窓会は、中津の本部の他に関東、名古屋、関西の3つの支部的なものがあり、会員同士のボランティアで運営されています。 思うに、同窓会の目的は、卒業生が母校と現役の生徒を支援することに加え、会員間の親睦を図り、 同じ学び舎で学んだ仲間が助け合う機会を作り出すことではないでしょうか。 さらに、地方分権・地域主権の時代が近づき、「ふるさと納税」に代表されるように、 我々の様な出身者が、故郷に関心をもつことの必要性が出てきている状況もあります。母校の発展には、地域の発展が必須です。
中津高校関東OB会の今年の幹事役は、25、26、27回生の皆さんです。関東に出てくる同窓生が減少していることもあり、 幹事役を複数年次で担当して助け合いながら進めています。しかし、28回生以降の方々の人数が少ないため、 来年からは大幅に年次を戻し、高齢者の域に達した年次の回生の方々に順次2回目の幹事役を担って頂く状況になっています。 これを、時代の流れといって放置したくないというのが私の気持ちです。多くのご賛同を頂ければ幸いです。

 幹事役の件はさておき、継続性を重視し、年毎に年次を若くしてOB会への参加を呼びかけていますが、 あまり出席して頂けないのが現状です。多忙であるとか価値観の違いである、などと言ってしまえばそれまでです。 自分が中津高校の卒業生であることを気にとめていない現実もあるかもしれません。少子化の影響で高校も統合化されており、 中津高校も恵那北高校との統合時に名前が消えそうになりました。OBの皆さんの懸命な努力もあって何とか母校の名前が残った経緯があるそうです。 “母校、そんなもの何だ”、という人も居ましょう。私は、母校とは人と人を結び付ける1つの仕掛けであり、 人の縁を大切にすることの意味を示唆してくれる大切なものと思っています。

 自分自身50才になったときOB会のお誘いを受けて参加し始めました。 人間50才になったら仕事以外の分野で何か社会にお役に立てること、ボランタリーな活動を合わせて行うべきと考えていたので、 1つのチャンスとしてまずは顔を出した覚えがあります。13回生の世話人も経験しました。 現在、趣味関連や社会貢献の分野の活動をしていますが、会社で仕事をしていたときの煩雑さやストレスと比べると、 或る意味気楽に活動できています。同期会を立ち上げるきっかけにもなりました。
 そのような場における“出会い”、これは人生を楽しいものにし、より深いも方向に導いてくれるチャンスでもあります。 無から有は生じません。まずは、一度出かけてみる。出会いのあとは、校歌にもあるように、自分で“拓きゆく”若さを発揮する。 「来るものは拒まず(去るものは追わず)」、これはOB会のような集まりの1つの鉄則のようなものです。 強制ではありませんが、折角の出会いの中でチャンスを活かすのは自分次第です。 若手の年次の方々が誘い合って、まずは一度、顔を出して頂ければ幸いです。

2009年9月5日(2009年度世話人会の日)
中津高校関東OB会 会長
石黒広洲(13回生)記
(一昨年から会長は青山伸昭氏(23回生)に交代しました。)