「西多摩はひとつ」

−”地域研究家”である住民からの提言−

(単純な合併論より多様な複層的広域連携を!
*研究会立ち上げ提案
 関心をもつ多くの地域人(党派自由な議員、専門家、経営者、先生、工芸家、文化人、行政職員、各種団体職員、企業人、金融機関など)が集い、産業と文化に関する西多摩広域連携の在り方を議論し、少しでも具体化する会(委員会、NPOなど)を立ち上げたいと考えています。すでに連携の議論を始めている処も見受けます。更に多様なメンバーを集結することも大切と思います。ご賛同頂ける方ご一緒しませんか。ご一報下さい。

 「多摩はひとつ」という多摩圏構想もありますが、これに貢献出来る為には、まづ「西多摩が変わる」という意気込みと実行が必要ではないでしょうか。自らが自律的に変わってこそ、役割が果たせると言うものです。研究成果は、マニフェストに作り込まれることになるでしょう。

 今後、本工房が最も注力する地域は、自らが立地する西多摩地域です。政治家から「西多摩はひとつ」とう呼びかけがなされていますが、ここでは単純な合併という政治論ではなく、西多摩の多様な広域連携という政策面から考えています。
 下記に掲げるようなとらえ方に基づき、まずは連携の面から入るべきとの見方をしています。西多摩地域の活性化は、行政サービスの連携では不十分であり、産業と広義の文化の面の多様で複層的な連携が必須と考えています。

下記に関連して、「西多摩はひとつ」に関する小論(A4で5ページ)があります。

連携のイメージ
・複層的なグリーン・シティ都市圏としての連携
・都市と農村の交流モデルを東京から発信:”西多摩モデル
発想の起点
・住民主体(個店、個業含む)
・旧住民+新住民+若者の混在型
あるべきまちの姿
・快適な職住遊近接、佳いくらし
・外に向かって開かれたまち:横田空港の前向きな活用
8市町村の量的な面
・青梅市、羽村市、福生市、あきる野市、日の出町、瑞穂町、奥多摩町、檜原村
・人口約40万人の集積的扱い
・面的、地勢的に分散した地域の連携効果の評価
・グラデュエーションを伴ったどん詰まりの地勢の市場規模と東京効果の徹底利用
地域の質的な面
・多様な都市の魅力と多様性を活かす
・質の高さの追求でトップを引っ張れるものを持っている。
・学術文化の中心機能の欠如と今後の充実:創造、付加価値、情報発信
・開放性へのな意識の必要性
・効果的な生涯学習地域ネットワークの必要性
産業政策の見直し
・経済の自立性強化:ベッドタウンからの脱却
・1次産業の1.7次化、地場産業の文化化
・産業構造の多摩化(区部との差別化)
・担税力の高い人を惹きつける魅力を生む産業