「自酒倶楽部」


−日本酒を愛する大人の遊び−
 "旨い酒を自分達で造る"ことを楽しむ、それも原料となる酒米から関わっていくという大人の遊び。日本文化を重視する酒蔵の協力を得てギブ&テイクでこれを試みていくのが、本倶楽部の主旨です。始めてのチャレンジであり、賛同者の遊び心と惜しみない貢献で、それぞれの思いを込めた"自酒"を育てていく会員制の倶楽部になれば幸いです。

−日本酒をこよなく愛する皆様へ−
 楽しく飲む旨い酒は、人の環を拡げてくれます。お米は太陽の恵みを受けて育ち、良い水と出会ってお酒になります。多くの恵を得て自分で作るお米から旨いお酒を造り、これを愛でて生きていることを実感するのもスローライフの1つの形。お金を出せば何でも買える時代。汗を流して楽しみながらつくる自酒『麗しの森のしずく』は、会員自身の思いと天と地と人の恵みが醸し出す"しずく"となって、人生を潤いあるものにしてくれます。この様な思いに賛同して活動に参画し、ご一緒に楽しむ人を募っています。(会員人数限定!)

 山梨県北杜市白州に立地する、環境と福祉の教育融合施設「森のくらしの郷/八ヶ岳」では、数年前からお米(飯米)を育てています。首都圏や長野県にある高校や大学の学生団体、そしてこれを支援する大人達が、地元の人達のご協力のもとに休耕田を借りて素人なりに力を合わせて自前の白州米を作って来ました。更にこの郷では、保有する里山を利用して漆の樹を植樹したり、山の材から漆塗りの箸作りをすることで、日本の伝統文化を世代間で継承していくことにも取り組んでいます。田圃の水の源流とも言えるその森が「麗しの森」です。里山も含めたトータルな農的暮しを通して人間関係を築いていくのが、この郷の願いです。この様な活動の中で、地域に増えている休耕田を活用して酒米を育て、自前の日本酒を造ろうというのが倶楽部の主旨です。
 酒造りの発想は、「森のくらしの郷」の会員が属する東京の異業種交流会のメンバーによって、日本酒を愛飲する仲間と酒蔵廻りをする中から"My Sake構想"として提案されたものです。交流会のご縁で、山梨市にある酒蔵に、酒米までを自分達で作りラベルをネーミングする"自酒造り"に賛同して頂けました。"マイサケ・ワークショップ"と称して発足し準備して来た会を、郷の米作りと統合して発展させていきます。 米作り(田起し、代掻き、田植え、施肥、草取り、稲刈り、脱穀など)、環境との関わり、多世代間交流、日本文化、そして自分の楽しみまでを包括する"大人の遊び"ともいうべきものにしていきたいところです。仕事ではなく遊び感覚の中で酒になる日を想像しながら米作りに取り組み、酒造りにも関わっていく。作業を通した人と人の関わりが旨い酒を造る基本になる、そのような温かい「倶楽部」にして行けるようご協力下さい。  



  ・詳細企画に関しては、現在世話人で詰めています。

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