基本的な文法1


             基本母音と子音で簡単に表を作ってみましたが如何でしたか?
             最初のほうで少し触れた亜 の文字のようにハングルの子音と母音を組み合わせると1つの音が生まれ、文字が構成さ
             れます。基本母音10個と子音14個を組み合わせると、前のような表になるわけです。
             
             ★次の文字が文中に来ると音が濁ります
                 【語頭】     【語尾】 
              ぁ   K        G
              ぇ    T         D
              げ    P        B
              じ   CH        J

             ★虞と濁音で始まる単語はありません
               ふつう韓国・朝鮮人にとって虞が語頭にくると発音がうまくできません。虞はしばしば、蟹もしくは焼
               に発音されます。したがって「虞」は、「蟹」もしくは「焼」と発音されるわけです。
               韓国の綴り法では語頭の文字は発音通りに綴ることになっていますから、「虞行」の文字で始まる単語はほとんど
               ありません。外来語だけと言っても過言ではないでしょう。
               「虞」および濁音で始まる、つまりそれらを語頭とする単語は、ハングルにはないことを覚えておきましょう。
             ★【託】【朝】【展】【督】【馬
               託朝展督馬の子音を激音といいます。一覧表の発音に[’]を入れましたが、激しく発音するこ
               とを示します。なお馬には[’]の記号はありません。後でリエゾンの時に触れますが「ぞ」は前後の子音を激音
               化することがあります。「ぞ」は無音「し」 の激音と考えていいです。したがって「ぞ」単独の場合は激しく発音する
               ことはありません。激音は日本語にはない発音なので分かりにくいかと思いますが、頑張って練習してください。

             ★複合母音
               ハングルには基本の母音10個をさらに組み合わせた複合母音が11個あります。
               だ ぢ つ て と ど な ね の は ひ の11個です。

             ★濃音
               ハングルには子音を重ねた濃音と呼ばれる子音が5個あります。
               あ え こ ざ す の5個です
               発音については実際に耳で聞かないと難しいので、ここでは触れません。