基本的な文法2


             今までハングルは子音母音の組み合わせで成り立っていると言ってきました。しかしハングルにはさらに
             子音母音子音から成るものもあります。それではパッチについて少し触れてみようと思います。

             ★パッチ
             パッチは日本語に置き換えようがないのですが、実は意識してないだけで日本語でもパッチを使っています。
             例えば日本語の「とっても」とか「がんばれ」を例に出してみると、「とっても」の「とっ(tot)」や「がんばれ」の「がん(gan)」
             のように実は子音で終わっている発音において、その最後の子音を直前の文字の下につけて一字で表すのです。
             下に付けられた子音字をパッチと言います。 
             単語4.jpg

             ★パッチにはどんなものがあるか
             ハングルの子音の19個のうちえこす の3個を除いたすべてがパッチになります。つまり・・・
             単語5.jpg
             上記16個がパッチになります。

             ★パッチのある単語
             単語6.jpg
             *パッチ の発音は16通りあるわけではありません。整理すると次のようになります。
             単語7.jpg
             ★子音が2つで作られたパッチ
             基本子音14個単語8.jpgを組み合わせて作られた11のパッチ
             単語9.jpgがあります。子音が2個で1個のパッチですが、2個の終音
             (パッチ)を同時に発音することは無理です。下線の子音だけを代表して発音することになっています。残りのパッチ
             は何のためにあるかというとただの飾りではなく、連音(リエゾン)する時に無音だった残りのパッチがよみがえってき
             ます。

             単語10.jpg
             *ぉげの場合、動詞「高陥」に限って「げ」の方を読みます。
             * 「ぞ」の次にくる子音は、激音になっていることに注目して下さい。それ以外は濃音になっています。従って2個以上
               のパッチに続く子音は、全て激音か濃音で、清音になります。ガ・ダのような濁音にはなりません。