宇宙世紀:Universal Century(UC) 原典 | |
1979年放映 《テレビ朝日》 |
「機動戦士ガンダム」《監督/富野由悠季》シリーズ 「燃え上が〜れ〜♪」と始まったオープニング曲は、当時のロボットアニメの雰囲気そのものであったが、 人間同士での地球規模の戦争を舞台として、現実味の溢れる人間ドラマの描写に加えて、ロボットは量産兵器の一つに過ぎない「リアルロボットアニメ」というカテゴリーを創出し、 再放送・映画化を繰り返す度に評価を高め、宇宙世紀を往復して続編に次ぐ続編、アンソロジーが創られ、一つの大きな歴史(大河)を織り成しました。 総じて、国家としての戦争と、その下でせめぎ合う群像が描かれています。皆、精一杯に生きています。 |
未来世紀:Future Century(FC) ガンダム15周年記念作品 | |
1994年放映 《テレビ朝日》 |
「機動武闘伝Gガンダム」《監督/今川泰宏》 ガンダムによる武闘会が始まったり、拳が光ったり唸ったり、その荒唐無稽さで人気の熱血スーパーロボットです。 「ガンダムとして見なければ一番ガンダムらしい作品」という良質アニメだそうです。愛は最強です。悪は滅びます。 |
当作品の成功以来、「ガンダム」であっても宇宙世紀(UC)世界ではない、以下の作品が創られることとなりました。 | |
After Colony(AC) 個人の次元における戦争・戦闘の意義を問う | |
1995年放映 《テレビ朝日》 |
「新機動戦記ガンダムW」《監督/池田成→高松信司》シリーズ 新しいガンダムに期待が高まる中、TWO-MIX©のシンセサイザーによる現代的なオープニング曲で幕を開けた第一話で、主人公(ヒイロ)が登場するなり窮地で、助けてくれた清楚な少女(リリーナ)に放った言葉が衝撃的でした。 AC195年、コロニーを開放する戦士として育てられた5人の少年たちが人間性を獲得していくのと対照的に、敵方のカリスマであるトレーズ=クシュリナーダが完成された美学をもって戦うのがエレガントでも、それで良いのか?と思わせます。 |
1997年出版 | 「新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST」《comics:共著/富野由悠季,矢立肇,千葉克彦,ときた洸一》 AC196年、平和になった地球圏に新たな紛争の火種が!謎の無人衛星"ウルカヌス"を巡り、5人のガンダムパイロット達は再び終結する! |
1998年上映 | 「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」《松竹movie,comics:共著/富野由悠季,矢立肇,千葉克彦,ときた洸一》 AC196年クリスマスイブ。リリーナは外交訪問中のL-3"X18999コロニー"で拉致され、一人の少女に出会う。少女の名はマリーメイア。 先年死去した世界国家の元首でOZ総帥トレーズを父に持つという少女が父の覇権を継ぎ新たなる戦いを宣言したその頃、ヒイロ、デュオは 独自のルートで"X18999コロニー"への潜入を果たす。が、2人の前に敵となった 五飛とトロワが立ち塞がった! |
2010年出版 | 「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop」《novel:著/隅沢克之》 「Endless Waltz」より数十年後から始まり、MCと改暦した火星圏と、「ファイル」という形で語られるTVシリーズ以前のAC時代の地球圏の2つを舞台として構成される小説群 |
After War(AW) ニュータイプの絶対性に異論を唱える異色作 | |
1996年放映 《テレビ朝日》 |
「機動新世紀ガンダムX」《監督/高松信司》 スペースコロニーの独立運動に端を発する、地球連邦軍と宇宙革命軍との間で行われた大戦争、第七次宇宙戦争。泥沼化した戦いは、いくつものスペースコロニーが地球に落着し、人類のほとんどが死滅するという凄惨な結果を招き、勝者なきまま終結した。それから15年が経過したAW15年、第7次宇宙戦争で孤児となった少年ガロード=ランは、ジャンク屋やMS狩りを生業として生きていた。そんなガロードが、ニュータイプの少女ティファと出会って恋に落ちる。 |
正暦:Correct Century(CC) ガンダム20周年記念作品・西城秀樹©の荘厳なオープニング曲で始まる、喜びと癒しをもたらす現代のおとぎ話 | |
1999年放映 《フジテレビ》 |
「∀ガンダム」《監督/富野由悠季》 CC2345年夏至の夜。2年前、月の民:ムーンレィスが発動した「地球帰還計画」の一環として北アメリア大陸に降下したロラン=セアックは、地球での生活に馴染み、その地方で開かれる成人の儀式に参加していた。だが式典の最中、この時代の地球文明では考えられない大型の機動兵器を持つ集団が、北アメリア大陸に降下する。地球への入植を目指してやってきた、月の軍隊“ディアナ・カウンター”であった。 元首(ディアナ)を奉りつつ舞台裏で暗躍する官僚(アグリッパ)の姿には、幻滅を禁じ得ません。 |
Cosmic Era(CE) 遺伝子操作を受けた新人類(コーディネイター)と旧人間(ナチュラル)、父と子、クローンとオリジナル、そして幼馴染の間での対立 | |
「機動戦士ガンダムSEED」《監督/福田己津央》シリーズ | |
2002年放映 《TBS》 | 「機動戦士ガンダムSEED」 CE71年、信じるものがある少年と、守るべきものがある少年の対決。 |
2004年放映 《TBS》 | 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」 そして2年後のCE73年、遺伝子によって人生を定める「デスティニープラン」が台頭する。 |
2024年上映 《松竹》 | 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」 さらに2年後のCE75年、戦いはまだ続いていた。 |
西暦:Anno Domini(AD) 武力による戦争の否定 その矛盾の果てに見える真実とは… | |
「機動戦士ガンダム00」《監督/水島精二》シリーズ | |
2007年放映 《TBS》 |
(第一期) AD2307年、未だ争いを続ける世界に対し、MS「ガンダム」を所有し、すべての戦争行為に武力介入を開始する私設武装組織“ソレスタルビーイング”。目指すのは世界の統合… |
2008年出版 | 「機動戦士ガンダム00F」《comics:ときた洸一・千葉智宏》 “ソレスタルビーイング”の影になって彼らを支えるもう一つの組織“フェレシュテ”が存在した。 |
2008年放映 《TBS》 | (第二期) AD2312年、統合しつつある世界の持続とイノベイターへの覚醒 |
2009年出版 | 「機動戦士ガンダム00I」《comics:ときた洸一・千葉智宏》 AD2312年、世界は“地球連邦政府”のもとに国家の統合・人類の意志統一に向かっていた。一学生であったレイヴは、自らが人造人間イノベイドであることに覚醒し、同じイノベイド6人を集める使命を得る。イノベイドとは何者なのか?その使命とは? |
2010年出版 | 「機動戦士ガンダム00I 2314」《comics:ときた洸一・千葉智宏》 AD2314年、人類は統一された平和な世界を迎えていた。だが、地球圏に帰還した130年前の木星探査船は新たな動乱の始まりを告げる。人類が直面する「来るべき対話」とは…!? |
2010年上映 | 「機動戦士ガンダム00―A wakening of the Trailblazer―」《松竹moovie》 ガンダムが作られた目的と、ガンダムシリーズ史上最大のスペクタクルを目にします…! |
Reguild Century(RC) 時代は宇宙世紀終焉の後の世紀、リギルド・センチュリー | |
2014年放映 《MBS》 |
「Gのレコンギスタ」《監督/富野由悠季》 運命が動き出す 新世紀の夜明け |
Post Disaster(PD) 舞台は「厄祭戦」の約300年後の火星圏 | |
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」《監督/長井龍雪》シリーズ | |
2015年放映 《TBS》 | (第一期) ヒューマンデブリとまで呼ばれる“CGS”の少年兵たちが“鉄華団”を結成し、停滞した世に挑む! |
2016年放映 《TBS》 | (第二期) そして彼等が辿り着いたのは… 第1期-第2期オープニング曲(全4曲)が彼等の状況を表現しています。 |
2016年・ 2017年出版 |
(外伝)「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼」《comics:寺馬ヒロスケ×団伍》 舞台は月とその周辺のコロニー群 |
Ad Stella(AS) AS122——数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 | |
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」《監督/小林寛》 | |
2022年放映 《TBS》 | (第一期) |
2023年放映 《TBS》 | (第二期) |