用語解説 (0〜9)


5インチ2D

 320KBの容量を持つ、フロッピーディスクのこと。
 8ビットパソコンの時代は、実に様々な機種が登場したものだが、記録媒体についても同様にいろいろな種類のものが 登場した。そんな乱立時代において、もっとも主流の位置に近かった記録メディア、それが5インチ2Dディスクであった。
 現在主流となっている3.5インチ2HDフロッピーを4枚並べたより少し小さいサイズのそれは、とても薄っぺらであり、 簡単に折り曲げることが出来る。記録面も親指程度の大きさが常に露出しており、使いやすさという観点でいうと、とても 3.5インチにはかなわないような内容のものであった。
 あれだけ一世を風靡していた5インチ2Dであるが、1998年現在においては、もはやどこのショップでも見かけることが 出来ないほどの超レア物となってしまった。(マクセル、TDKに問い合わせてもみたが、すでに数年前に生産を完了しており、 在庫としても存在しない、とのことだった。)
 やはり、8ビットパソコンというと使用用途がゲーム主体であったためであろうか。未だに8インチが売られているのとは対照的だ。
 もしもどこかで5インチ2Dを見かけることがあったら、ぜひ保護をしておきたいものである。

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