すべての指導者へ贈る

この話は、ページ製作者が受講した「C級スポーツ指導員」の講習会で頂いた
資料の中にあったものを、そのまま引用したものです。関係方面には全く無許可で
掲載しております。バスケットボールの普及・発展の一助になる事を願う以外に、
何の意図もありません。もしも何か問題がある様でしたら、ページ製作者まで
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2000年2月14日 製作者 森田 優人(もりた まさと)

はじめに

日本バスケットボール協会からすべての指導者へ


現代のパスケットボールは、NBA人気からもわかるように、世界中の人々が最も楽しんでおり、わが国でも83万人の競技人口を持つ人気の高いスポーツのひとつです。
その魅力は、高度で多彩な技術と迫力あふれるスピードを必要とし、しかも、個人技術面での駆け引きや、チーム戦術・戦略面など、頭脳的でクレパーな要素をあわせ持ったところにあります。
しかしながら、現在の日本のトッププレーヤーは、アジアのなかでも韓国・中国・台湾と比較しても体力差があまりないにもかかわらず、個人技術においては一歩譲ることを認めざるを得ません。特に、シユート、パスのテクニック、ツーメン・スリーメンのコンビネーションプレーや、それらの技術の応用力は、残念ながら韓国・中国よりはるかに劣っているように見受けられます。プレーヤーは無限の可能性をもって練習に励んでおります。しかし、“では、なぜ・・・”と我々指導者が考えなければならないことではないでしようか。

選手の成長は、指導者が正しい理論と知識を持ち、誠実な心で熱意を持って、選手個々の可能性を最大限に引出す為に練習を工夫し、日々努力する事から生まれてくるのではないでしょうか。


21世紀を迎え、国内でも2001年・東アジア大会、ヤングメン世界選手権大会をはじめ、2006年・世界選手権大会など国際大会が目白押しであり、今、日本のパスケットボール界が世界に向けて大きくはばたく時期に来ています。日本バスケットボール協会では、世界に通じるナショナルチームの育成と、バスケットボール競技の普及・発展のために、「指導者ライセンス制度」の確立を目指しているところであります。そのなかで、最も重要なことは、バスケットボールを愛する子ども達のために、指導者が変わらなけれぱならないということです。つまり、選手の育成に日々ご努力いただいている導者の方々に、世界に通用する選手の育成をも視野に入れた広いビジョンで指導していただきたいという願いがあるのです。そのためには、ミニパスをはじめる幼いころからの正しい基本(ファンダメンタル)の指導と、発育・発達段階に応じた一貢指導が必要となってきます。このコーチングテキストから指導者の方々が知識を深められ、世界の桧舞台で活躍するプレーヤーを育てていく手がかりとしていただければ幸いです。


子供のバスケットボール10か条


1.パスケットボールの楽しさを教えましよう。
2.結果よりも成果を大切にしましょう。
3.よいプレーは誉めましよう。
4.ゲームを多く行ないましょう。ボールに触れる機会を増やすことでスキルや感性(状況判断)を向上させることができます。
5.対外試合の勝ち負けにこだわり過ぎず(子供達に勝ちと負けの両方を学ばせて下さい。)、選手1人1人の将来性や潜在能力を引き出すことを大切にしましょう。
6.選手全員に試合に出るチャンスを与えましょう。
7.子供にあった練習頻度・時間・内容を具体的に計画性を持って考えましょう。
8.1人の教える人数は、15〜20人にしましよう。
9.フェアープレーを徹底しましよう。
10.常に子どもの見本となるような行動をとりましよう。

そして、次の7か条を自間自答してみて下さい。


・子供達の人格を尊重しているだろうか。人格を傷つける様な言葉や態度をしていないか。
・いつも、子どもたちの成長のために正しい技術を教え、子どもたちに、情熱を持って接しているか。
・子供達にルールをきちんと教え、ルールを守る大切さを指導しているか。
・勝利至上主義に陥って、勝つことを強く要求しすぎていないか。
・審判の判定にベンチから文句を言ったりしていないか。
・負けた時審判のせいにしたり、子どものせいにしていないか。
・相手の選手をつぶしてしまえ、等と言っていないか。