さて、私の書く初めてのライブレポート。 この日は、私は期末テスト最終日。でも、前日から勉強に身が入らず、 ただ席が4列目だということと、 イエローモンキーのメンバーに逢えること、そしてなにより地元大阪でのライブだということに 頭が飛んでいた。 テスト終了!友達に『いってくる〜〜!』といって、学校を飛び出し家へ急いだ。 服を着替えて、フェスティバルホールへ移動する途中、東京からはるばるやってくるという 羽亜人さんと、JIMAJIMAちゃんから、携帯にTELがあり、大阪に無事到着〜〜とのこと。 『大阪までむかえにいくから〜。』といって電話を切った。 大阪に着いて彼らのいる東道商店街へ。 それから、まだお昼ご飯を食べていなかったので、会場で待ち合わせといって 別れた。 昼食をすませ、フェスティバルホールへ向かう、 道中すでに吉井さんの髪型を真似した青年や、 イエローモンキーTシャツを来ている人などを見掛けてニヤニヤする。(笑) 会場に着くとすでに入場列が作られいて早速並んだ。 本当に暑い。気温も確かに高いのだけれど、とにかくファンのいまかいまかと まちうける熱気が相乗効果だ。 そして、開場〜〜。 フェスティバルホール大ホールは、私その昔バレエを習っていたときに 発表会で舞台に立ったことがあるのだけれど、客席、舞台、楽屋とても広い。 音響もいいのは噂できいていた。入った瞬間、重厚な雰囲気さえ感じた。 チケットを確認し、D列へ向かう、『K,J,I,H.....。』どんどん前の方へいく。 自分の目を疑った、けど4列目だ。 ステージをさわりまくったあと席へ戻り、足が震えているのに気がついた。 こんなに近くでメンバーを見れるのは、これが最初で最後かもしれない。 そう思って、席に座った。 BGMが流れる、そして 民族音楽のような音とともにメンバーが暗闇の中、登場!! ANNIEに真っ白なライトがあたりドラムがはじけるように響いた!! 大阪殴り込み『パンチドランカー』だ。 HEESEY、EMMA、LOVINと、順にライトがあたる。 さて、ここで衣装チェック!!(いつもは正気ではないのだがなんとかおぼえてきたよ。;笑) LOVIN:白のベロア生地にバラの模様が入ったシャツ&黒のワイドパンツ。(四日市と同じ) EMMA:紫のジャケットに中にはうす紫のベスト、スカーフ&黒のベルボトムパンツ 。 でも、途中素肌に黒のベストに着替える。(いやぁん、もぉ〜たまらないっ♪) HEESEY:LIVEパンフレットに載っている左足に”HEESEY”とかいてある服のセット。 ANNIE:黒のシャツに、黒と白のチェックのパンツ。(ちょっぴり生地が分厚そうで それは、夏向きじゃないだろぉ?とおもっていた。) もちろん、LOVINは最初赤いサングラスをしていました。(意味があるのかな?) パンチドランカーで、会場は完全にヒートアップ、それなのにまだまだいくか? 『Chelsea Gir』 甘く鋭利な瞬間。(笑) 『大阪〜〜来たぞぉ〜〜!!』とLOVINが言う。 会場もきゃぁぁぁぁぁ〜〜!と黄色い声やうおぉぉぉぉぉ〜という声が響く。 『今日は最高のロックショーにします!...しますったらします!!』 幸せだぁ〜〜LOVINが間近にいる。(笑) それに、これから最高のロックショーが見れるんだぁ。と、浸ってしまったのをよそに..。 『...ワン..ツー..ワン,ツー,スリー』 球根が始まった。この曲はライブで聴いて始めて、本当の意味が分かる曲だと思う。 生命の輪廻じゃないけれど、なんだか生きている、ということが素晴らしいんだ。と思わさせる。 球根でボーっとなってる私にガツン!と『間違いねぇな』のイントロが。 これは、ギターががかっこいい!! でも、間奏部分でEMMAと、LOVINが何やらもごもご内緒話してる..。 きになるぅ〜〜!EMMAはうんうんってうなずいてるし。 そして、CD通り『ゴージャス』へ。 なんて、かっこいいのぉ。そればっかしだ。 はっ!ギターソロ、EMMAが前に来たぁ〜!!ソロが終わって、後ろへ戻る姿もまた、 男前だ(笑) LOVINも、唄が上手くなったというか、声量が増えたように感じる。 さぁし〜〜あしぃ〜〜だぁ〜〜。のとこでは、一回一回LOVINは息を抜く。 それもまた、たまらんほどにセクシーで私達はヒュ〜〜♪とあいづちを打った。 それに答えるかのように、徐々にオーバーアクションになっていくLOVIN(笑) ここの部分でANNIEが脱ぐ。照明が暗いので今までは見えなかったのに 今日は彼らまで、4,5メートルという近さにいるため、みえちゃったもんね♪ ここで、おまちかね、エロエロの『見して 見して』。 花子の中に太郎を入れるフリをリアルにやるLOVINがすき〜〜!(笑) 痛いよ!のとこは『痛いっちゅうの!』といってました。 危ない目なのはどうもHEESEYらしい...。(笑) 『おおさかのぉ〜〜花子の香りを〜〜嗅ぎたい〜〜』と悩ましげに言われてしまった。 その場で服を全部脱ごうかとおもったが、(笑)理性があるのでやめておいた。 (つまみ出せ!といわれたら困るしね;笑) そして、三国さんのソロから始まる『クズ社会の赤いバラ』。 今日もミス(四日市参照)しないでねぇ〜と思いながら見つめる、が心配なかった。 ANNIEのバスドラが身体中に響く。 EMMAのギターで始まる『セックスレスデス』。 LOVINは右へ左へ。まず、こっちに来た! サンタクロースがトナカイとイタしてるところをしっかりと、見せてもらいました。(笑) マイクを股の間に挟むのね....。(苦笑) 照明が明るくなり、少しMCをはさむ。 LOVINがまえにでて、両腕をあげてイエェ〜イ!という。 私達もイエェ〜イ!!次はさるの真似(笑) 私達もやる。(笑) LOVINがはなしだす、『大阪、お客さんイイかんじですねぇ。 あのね、このフェスティバルホールはあんまり日本のバンドには貸さないんだって。』 へぇ、じゃ、すごいんじゃないの?と思ったので すごぉ〜い!!とみんなで声をそろえる。 何度も何度も、『貸さないんだって!』という。 よっぽど、誇りに思ってるらしい。なんか、わたしもうれしい。 『大阪ではねぇ、早くからきて遊んでたの。しゃぶしゃぶ食べにね、いったの。』 というと、誰かが『ノーパン〜〜??』といった。 しまった、先に言われた!と思った私。(大阪の人なら皆、そういうだろうね。) 『ははっ(笑)いやいや、でもね、聞いたんだけど、こっちの人は すき焼きにビール入れるんだよね?』といった。 はぁ〜?そんな事いったやつはどこのどいつだぁ? 大阪ではすき焼きには日本酒をいれるのです。なので、 えぇ〜〜〜〜〜〜?とブーイング(笑) すると、『くそっ!またガセネタつかまされた!』を悔しそうなLOVIN。(そこがまたイイ!) 『ホステスとかにも逢ったね、恐いねぇ〜〜ホステス。なんか、こぉ〜んな(手でジェスチャー) でっかいのとか、いたよ。(苦笑)』 これに、会場はあんまり反応せず、 『な、なんで引いてるの?あ、もしかして、みんなホステス?(笑)』 ここで、笑いを取り戻し、ちょっと安心したLOVIN(笑) メンバーもにこやかだ(笑)LOVINのしょうもないおもしろい話を温かく見守っている。 『さて、そんなわけで、今までpunch drunkardからの、曲が続いたので 今度は、SICKSから....。 皆で旅行にに行きましょう、天国旅行.....。』 コンセントレーションを高めるためとも思われる、LOVINの長いギターソロが始まる。 会場の中は真っ暗で、LOVINだけが、薄暗いステージに浮かび上がる。 ゾワァ〜っと鳥肌がたった。今まで何回か天国旅行を聞いているけれど、 それとは、違う。頭の中に景色が浮かびあがる。 霧に包まれた何もない場所で一人ぼっち。 だけど、淋しいわけじゃない。何をすることもなくさまよっている。 そんな感じだ。 続けるように、『エヴリデイ』。 私は、PUNCH DRUNKARDというアルバム中でも名曲だと思っている。 このメロディーラインこそ、吉井和哉の創る世界じゃないだろうか。 LOVINが『みんな、そろそろおどりたいでしょ〜?』といい、 『赤裸々GO! GO! GO!』 蟻地獄でヤりましょう〜〜〜〜♪とお決まり通り唄う。 ここで、わたしもそうとう踊り狂ってしまった、着てたワンピースが絞れば 水がでてきそう..。(汚ねぇ〜;笑) 続いて『SPARK』。 私は、この時の照明が(白のライトがチカチカするの。)大好きなんです。 普通に動いている姿がスローモーションにみえる。 もう、壊れてしまっていたのでこの時のことはあまり覚えていませんが(笑) みんなが、手を上にかざし、大声で歌っていたということはおぼえてる。 すきなんだろうな、この曲。ライブではホントに気持ちいい曲だぁ。 『LOVE LOVE SHOW』 これも、イエローモンキーポップチュ−ンでは、かなり上位の曲。 愛とは〜自分のためだとかいうけどぉ〜の部分をLOVINは会場にマイクを向け 唄わせてくれた。もぉ〜〜その時のみんなの声、(私も含め)歌になってねぇよ!状態。(笑) 三国さんの美しいロックンロールピアノが鳴り響き、『甘い経験』。 腰をふり、肩をくねらせ、髪をかきあげる、思う存分色気を吐き出してみる。 LOVINに負けないように(笑)だけど、だめだぁ。EMMAの流し目に ノックアウトやられっぱなし。(笑) 笑魔とかいてEMMA。そのとぉり。 彼の笑顔は全てを忘れてしまう...(笑) そして、一段落。 『えぇ〜僕たち、こうやってPUNCH DRUNKARDツアー...、何月からだっけ?(笑) 3月から、やってますけど、もうすぐ中締めです。そんな時にここ大阪で こんな風にライブできてすごく幸せです、ありがとう。僕たち、ちゃんとアルバムも 来年には出します!楽しみにしててください!』とLOVIN。 私が『待ってる〜〜〜!!!』というと、『フフ..。』とLOVINが笑った。 会場も一斉に『待ってるぞぉ〜〜!!』と大声をはりあげてる。 すごく頼もしいバンドだぁ。と確信した。 ここまで、売れてくるとリリースをじらしたりするアーティストも少なくはないのに ほんと、イエローモンキーというバンドはファンの心理を掴んでる。 好きでよかったと心からおもう。 『THE YELLOW MONKEYまた、今度はこことは違う大きいホールでやりますんで、 みなさん、ぜひ遊びに来てください...。今日ね、できなかった曲とかも いっぱいやるから。 それでは、パンチドランカーから 離れるな....。』 かなりいい曲。 吉井さんの書く歌詞はなんで、こんなに心の裏を刺激するんだろうか。 EMMAのギターソロの魅力をたっぷりと受ける。 そして、アンコール突入。 たくさんの人が、ここで座るのだが私は、座るのが惜しかったので 座らないでずぅ〜っとアンコール!!をし続けた。 しばらくしてメンバー登場。 『ありがとう〜!もうちょっとやらせてください......あ、そうそう、今日ニュースみた? 今、なんか動物大変だよね。知ってる??クジラが船とぶつかっちゃって、 あれは、すごいめずらしいことなんだよね? それとか、サルがネコをねこじちにとって逃げ回ってるって。 これこそ、本当のトラウマになっちゃったりして......(苦笑) いまはもう関西の方にはいないみたいだよ...そしたら、違うサルが来た!!(笑)』 ここでも、メンバーはにこやかで、優しく見守っている(笑) 『それじゃぁ、僕たちと君たちの今世紀の最高のロックを....。』 JAMがはじまった、予想通り会場はおぉ〜〜!と歓声を上げる。 吉井さんがいつも言う、『EVERYBADY!!CLAP YOUR HANDS!!』 これは、会場が一つになる瞬間を見ることができる。 感動的な瞬間だ。 続いてBURN。 イントロの部分でLOVINが手や腕をクネクネさせて踊る。 私達も真似をした。(笑)おそらく、私と隣にいた友達だけだったような気がしないでもないが。 BURNが終わりメンバー紹介。 まずは、 『ON DRUMS!!!ANNIE!今日はね、この人は大阪のみなさんに、報告することが あるんです。それはね、(アニーを前の方へ呼ぶ)この人、羽が生えてきちゃったんです! ほら、みせてごらんよ。』 アニーが真ん中で羽をだして、皆が『おぉ〜〜!』と拍手した。 いつもなら、ここで終わるのだけど、なんとぉ! 右側へ、羽をバタバタさせてやってきた。そして、私達の目の前で、 羽を見せてくれた! その間、LOVINは、アカペラで『ブル〜スカァ〜〜イ、ザ トゥル〜マァ〜イン〜』 と、唄っている。ここは、かなりオイシイ。そして、ANNIEのはいているズボンのことを 『紳士服の青山で買ったみたいなパンツですねぇ...(笑)』と馬鹿にして 青山のCMソングまで唄い、跳び蹴りをくらってました。 その後、アニーは左側でもパフォーマンスを披露し、ドラムセットへ。 次に、 『ON GUITER!!! こんなに麝香の香りのするギタリストは世界でも、 ジミ−ペイジかこの人くらいではないでしょうか、ギター!EMMA!』 EMMAはいつでも、笑顔だ。 『ON KEYBOAD!!僕たちのロックンロールの大先輩です。今年、42歳。 イエローモンキーのツアー113本、一緒に回ってくれています。 昨日、みずぼうそうの予防注射もしました。(笑)あ、前の方へどうぞ。 最高のロックンロールピアノ!三国義高!!』 あんなに三国さんを近くで見たのは初めてでした(笑) 『ON BASS!!THE YELLOW MONKEYスーパーベーシスト廣瀬洋一!』 HEESEYは結構、顔の筋肉が発達してるんだなぁと 思うくらい、色んな顔をしてました。 『ON VOCAL!!さっき、LOVINも言ってたけど、本当フェスティバルホールはさ、 僕らが憧れてたバンドとかもコンサートをやっていて、ここでできるのが すっごく嬉しいです。なかでも、この男だけはものすごく喜んでます。』とHEESEYが いうと、LOVINが肩に下げてる12弦ギターを回す回す。(笑) すると、HEESEYが『お?元ヘビメタの血が騒いでますねぇ(笑)はははは..。 もういいって(笑;それでもしつこくやるLOVIN) VOCAL!吉井和哉!LOVIN!』 と、メンバー紹介は終了。 LOVINが話し出す。 『また、大阪は9月にくるからねぇ......それじゃぁ、僕たちのインディーズ の時のナンバーから.......なんか、ここ犬小屋みたいだね....WELCOME!!』 WELCOME TO MY DOGHOUSEが始まった。 この曲を聞くたびにおもうんだけれど、 インディーズの時にこんなスゴイ曲を作ってしまってたなんて、 ほんと、彼らはロックをやるために生まれてきたんだなと痛感する。 彼らからロックを奪い取ってしまったら...、なんて思うを恐ろしい。 ここで、また汗だくになった。 演奏が終わってメンバーがピックやスティックを投げに来た。 おぉ〜〜!HEESEYが私を指差している!確かにさっき、HEESEYが来た時に わたしは、KISSのような顔をしてやろうと、すごい顔をしてみせたからかもしれない。 ピックをこっちに投げてくれたのだけれど、残念ながら隣の人の手に わたってしまった。でも、いいもん触らせてもらったし。(笑) こうして、ステキなロックショーは終わった。 高揚感が一週間は続くだろうと予想される。(笑) その日来ていた、いずみ・うっちぃ・羽亜人・JIMAJIMA・もちの妹・のりさん ゆりりん・さよ...達とご飯を食べに行き、帰宅した。 次の日、私はSET LISTどうりのMDを作ってみた..(笑) そして、未だに余韻にひたっている。 |