祝!ファーストシングル
IN イギリス





いやぁ〜〜おめでたいですねぇ。
前回、イギリスでリリースしたSICKS、PUNCH DRUNKERDに
引き続き、今度はシングル”SUGAR FIX”をリリース。
日本では、8/21に発売ということで。

日本版は”パンチドランカー”ライブテイクが入っているので、更にたのしみですねぇ。
喜びのあまり、バックをこんなのにしてしまいました....。(笑)
いいですねぇ...。
吉井和哉〜LOVIN〜




菊地英二〜ANNIE〜
廣瀬洋一〜HEESEY〜




菊地英昭〜EMMA〜

いやぁ、こんなパクリ物まで、貼り付けてしまって...(笑)
まぁ、それは、ここがあまりメジャーなサイトではないから、
できることであって...。

最近、ロックと言うものはやっているものの精神面だとか、スタンス、
音楽性云々という次元ではないように思う。
その音を聴いて、衝動を受けて、そして前進する。
そういったステレオから、なっている音楽がもうロックなのだろう。
彼らの楽曲で、人生の終わりという曲がある、日本のロックの名盤
といっても過言ではないアルバム”SICKS”のラストに収録されている曲だ。

”僕が侵されたロックンロールに 希望なんてないよ
あるのは 気休めみたいな 興奮だけ それだけさ”
(by THE YELLOW MONKEY)

この歌詞は、まさにロックンロールを意味している。
この詞を書いた、吉井和哉はあるテレビ番組でこういった。

『やっているロックに希望はなくても、そいつが衝撃を受けて、
あ、なんか、やってみたいな。って思う事があればそれでいいし、
でも、またそこで苦痛は貰っちゃうんだろうけど。』


実際、何をしてもどんなに自分の好きな事をしていても、
なにかしら、乗り越えなければならない壁はいくつもある。
だけど、それを乗り越えようとする事がその人にとっての
希望そのものなのだ。

日本のロックシーンナンバーワンと言って良いほどの彼らが
イギリスへ進出した。それは、きっと日本でビッグスターという扱いから
逃れ、もう一度精神を音楽を始めた時にもっていた衝動を
見つめ直す為ではないだろうかとわたしは思う。

現在、イエローモンキーはイギリス滞在中だ。
113本という怒涛のツアーを日本でこなし、そのツアーには
イングリッシュティーチャーまでもが同行し、着実にイギリス制覇への
階段をのぼっている。

彼らは、『向こうで売れようとは思っていない、一種の腕試しだよ。』
と言っているが、果たしてそれは心の底からの本心だろうか。
今まで、『売れてやろう!』という野心のもとで、着実に
力を人気をつけやってきたこのバンドが、そんなこと本心で語ってるとは
私には思えない。

あまりに欲をむき出しにしてもみっともないし、ということだろう。
みんなファンはわかっている、彼らがいままで音楽に対してどれだけ
正面から向き合ってきていたか。そして、その分ひそかに野心を抱き、
のし上がってやろうと思っている事も。
それだけ、本気でなければここまではできないだろう。
日本だけでおさまっていて満足している奴等であれば
自分の人気にまかせて、『なぁなぁ』でやっている。

おととしあたりからイエローモンキーの活動は、順調すぎるほど順調だ。
一種、意図的に思えるこの順調さは、誰がしくんだものでもない。
彼らは、選ばれて今、日本のロックの頂点にいる。
選ばれたものだけが、この先進んでいく事ができるのだ。
彼らは、やる気である。

どんどん、衝撃を与えながら、素晴らしい瞬間を求めて
振り返ることなく、突き進んでいくのだろう。
そんな彼らを私はずっと見ていこう。
彼らが、海を越えるとき、
日本のロックはもっと大きな意味で変わったと言えるだろう。


written by KAYOKO NOGAMI as komadori
1998/8/21


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