=大和大戦本番前期= ギルド消滅をを賭けての戦い(総力戦〜大将戦への変化)
三日間の前哨戦の後、休みをいれずに行われた大和大戦本番。その具体的な内容は両ギルドのGMであるYutaka Lapis間でのメールのやりとりによって行われた。まずはYutakaから、前回UPしたような内容のメールがLapisに送られて、それの返事として帰ってきたメールをYutakaが=+=裏BBSにUPすることで、=+=メンバーにはその交渉内容が通知された。以下がUPされたLapisからの返信。
こうしてYutakaの原案にLapが肉付けすることで、大和大戦はいよいよ本格的な最終決戦としての位置付けられる内容となってきた。 13日間にわたって行われた大和大戦本番は、俺の中で大きく三つにわけることができる。 前期:予定通りの総力戦を中心にBBS戦を含むあらゆる戦いがいたるところで行われた時期 中期:Lapisの戦略的攻勢に=+=が苦しめられ内部をまとめあげるのに苦労した時期 後期:=+=が巨大単体ギルドとしてやっとまともに機能し始めた時期 今回は俺の中で前期にあたる部分について書いてみることにする。 まずは日付にそって、具体的な戦いの内容をみてみよう。 初日 2/25(木) まずは初日にあたってのYutakaからのメンバーに対する説明書き込み
第一戦 BriBank2前 (指揮 Yutaka) 大青 =+=本体 小青 =+=別働隊 大赤 ScV本体 小赤 ScV別働隊 (今後も図をつかって布陣を説明していくが、=+=はうる覚えながらも多分正しい位置であり、ScV側はたしかこの辺りにいたはず、というものなので事実と違う可能性は大) 初戦ということもあり、武器別部隊などは組織されておらず、各自が思い思いの武器を手に戦った。数は=+=65に対してScV45といったところか。本体同士はまず地図中Aの位置で遭遇。=+=別働隊がバンク北側よりScVを挟撃に回るが、すぐにScV本体はBの位置までさげる。この時点で別働隊との挟撃という体勢はくずれ、逆にScV本体が坂にEFPFをはりまくって=+=が攻めあぐねてる最中に、ScV別働隊が東から来襲し挟撃された形になる。この時の=+=別働隊はDF、ScV側は多分JPN-99の連中だったと思う。 まずはDFが敵別働隊を排除し、それに加えて本体から裂いた弓数名でさらにC方面からScVの背後をつつく。これによって正面のフィールドが甘くなったところを、Bまで=+=本体がかけあがり混乱したScVを壊滅させる。Bを放棄したScV生き残りのNao達がDの建物に立てこもるも、ScV側の投了で第一戦終了。 第一戦布陣中IRCみると大体70くらいの人間がいる 第二戦 Deciet レベル4 (指揮 Kiyoyo) =+=50vsScV40 といったところか。第一戦開始がすでに遅く、第二戦開始が送れたことや、第一戦の圧勝もあって社会人組みの何人かがすでに就寝。それでも数的優位に変わりは無いが、前日同様に数的有利を保ちつつ、穴部屋攻略に手間取り、多数の被害をだしたことからも慎重にならざるを得ない。ゲート突入はテレポキャストしていても、ターゲットする間もなく死ぬことがわかっている以上、いきなりゲート突入は無理。かといってAやCからの強引な突入は被害をだすだけ。なんせこの規模で穴部屋にこもられた場合は、攻略する側が非常に不利だ。 そこでまずは、本体後方で瞑想メイジにいくつかのダミーゲートをださせて様子をみる。基本的には敵の爆弾と秘薬を浪費させるのが目的で、万が一にも敵がゲートにはいってくるようなら、逆にEF FFで囲みゲートをdispelして死んでいただくつもりだったが、当然はいってくるわけがない。この作業が永遠30分程続く。いまでは30分もそんなことをするなんて信じられないであろうが、一旦戦場についたらいかなる補給や、戦場外への移動も禁止されているため、どうしてもこうなる。 30分にわたる、Aでの不毛な爆弾 フィールド合戦による牽制とダミーゲートにより、相当な物資の浪費はさせることに成功したはずだ。作戦の第2段階として、C方面よりDF HoA中心の別働隊がちょっかいを出す。C方面からの陽動は、deciet戦でもっとも難しい作業の一つだと思っている。そして敵味方共にじれてきた30分過ぎ、味方から「いい加減突っ込もうぜ、こっちの方が数多いんだからいけるでしょ」という声がではじめる。予想はしていたがこういう輩の存在が俺にとってはつらい。何故ScVが穴部屋に先に陣取ることにこだわるかを理解していないであろう発言であり、それを一々説明している精神的余裕は無い。「とにかくあと5分待ってくれ、こっちがじれてるってことは、相手も同様にじれてるんだから、こっちがもう少し我慢すれば突入の好機は必ずくる」とメンバーに訴える俺。内心うざいのだが、仕方ない。 5分経過、それでも動かない俺に対して、ついにDFメンバーまでが、じれている態度をみせはじめる。これは俺にとってかなりつらい状況だったのだが、その辺りから明らかに穴部屋内部のScVも、動に緊張感がみられなくなった。相変わらず気合で、対峙しているのは純粋ScVメンバーあたりで、KRS組みなどは奥で適当にうろちょろしているのがわかる。 この時点でA C両方からの同時突撃を敢行。多少の犠牲は覚悟しつつテレポで突入。まずはA方面から数人がなだれこみ、続いてCからもなだれ込む予定だったが、なかなか突破できない模様。しかし、あきらかに2方面に対して気がいってるScVの動きをみて、さらに本体半数をBにゲートで突入させ、一気に押し切る。Bにとんできた爆弾は2こか3こ。 結局そのまま押し切って第二戦も制し、初日は=+=の勝利となった。当然喜ばしいことだが、俺の中では一つの疑問が残る。今回のような精神力勝負になったときに、どこまで=+=のメンバーを抑えることができるのか?という点である。今回はこれで勝ったからよかったが、もし負けていたら・・・・・そして、前哨戦で攻める難しさを皆思い知ったはずなのに、強行突破をしたがるメンバーがいること。特に毎日新人が加わることを考えれば、何度でもこういう状況は起きる。たった一人でもircで「突っ込もうぜ」と騒ぐ人間がいれば、内心皆そうしたいわけで、メンバーの気持ちは揺れ集中力を欠くことになる。なんせ俺自身基本的には正面からつっこんでいくのが好きな性格なわけで、煽られれば「まいっか」と突っ込みたい衝動に駆られるのだ。 二日目 2/26(金) まずはLapisからの戦場指定
初日の感触で、数の不利を補うには殲滅戦より大将戦の方が良いと判断したのだろうか、Lapから上記のような提案がなされる。これに関することを含めて、戦闘自体以外の部分は後述したいと思うので、そちらを読んでほしい。 第一戦 Deciet レベル4 (指揮Yutaka) 60vs60といった感じ。ほぼ前日と同じような作戦で臨む=+=に対して、ScVは各個撃破を狙う。まず偵察がレベル3に別働隊がいることを確認して、ゲートでレベル3に移動し背後から別働隊を本体と挟撃。別働隊に本体と合流するように指示がでるが、「無理」切れ気味にircで返答がくる。仕方なく本体が穴に急遽突撃をかけるが、多数の壁にはばまれて思うように進軍できない。そこでゲートでいっきに穴になだれ込み数名のScVをゲットするもののやけに数が少ない。 実はこの時点でScV側はV字に移動していて、それについてこれなかったメンバーがわれわれによって殺された模様。当然レベル3別働隊でかろうじて生き延びたものはV字方面にリコールしてきているので、ScV本体によって殺され=+=は移動がおくれたメンバーと併せて、半数を失う。 攻守立場がいれかわり、今度は逆に=+=が穴部屋にこもろうとしたが、本体にやられそうになっているメンバーを助けるために穴からゲートをだしたりとちぐはぐな行動がたたって負け。完全に作戦負けといった戦いだった。 第二戦 Briバンク2前(指揮 Kiyoyo) この戦いはもっとも印象に残ってる戦いで、一応60vs60といいたいところだが、内心はScV側が数で逆転していたように感じていたからだ。従って数の差がおもいっきりでる圏内戦で、どうやって戦うかが非常に頭を悩めた。 バンク正面に本体を布陣して、バンク内部にDF HoAの別働隊を置く。バンク正面に本体を置くことで、敵の侵入ルートが東西の2方向に限定できるわけで、西からくれば東へさがり、東からなら西へ。そしていずれにせよ敵がバンク正面まで来たときにバンク内部の別働隊がハイドを解き、それをゲットしようとバンク内部にScVが戦力を割いた時点で本体が一気に外部の敵本体を襲撃するという作戦。もちろんLapならバンク内部の10人前後の敵などほうって置くであろうが、必ず勝手に動くアホはいるはずだ。 まずは西から進攻してきたScVだが、どうも数が少ない。とりあえず予定通り東へ下がろうとしたその時、今度は西からScVが来た。しかもどうやらそっちが本体くさい。本来バンク別働隊は、バンク近辺での戦闘になるため、マジック最強武器を使いながら戦わせるはずだったのだが、本体が先に挟撃されてしまったため、別働隊の存在が無駄になりつつあった。。 それでも敵本体は東なわけで、敵別働隊を牽制しつつ西へ下がる。ScV本体がバンク前に来て、バンク内部の別働隊を認識しない限り、別働隊は完全に無意味になるからである。そしてScVをバンク前まで引っ張った時に、バンク別働隊にハイドを解かせ敵に見えるようにする。これによって案の定数人のScVがバンク内に侵入を試み、それをゲット。しかし、すぐにバンク部隊は放置されることになり、その後の別働隊は遊兵と化した。バンク外部にでようとする別働隊だが、入り口をふさがれてでれない。ゲートで外にでようにも、別働隊がもっているルーンは大概バンク中か外の戦場のど真ん中。 しかし、偶然だれかが、東の秘薬屋のルーンをもっていたのでそちらにゲートアウト。そのまま東のScV別働隊を排除して本体に合流。本体はbow部隊を前面におき、後方でメイジが回復させつつフィールドを張るオーソドックスな戦い方。 この辺りで俺は死亡してあとはひたすら指揮に専念するが、こうなってくると具体的な動きよりも味方をいかに奮い立たせるかが重要になってくる。さすがに120人以上が入り乱れてバンク前で戦っているわけだから、そのラグのひどさといったら半端じゃない。固まって動いた時には死んでいる、そんな状態だから皆の不満も激しい。それでも「頑張れ!勝てるぞ! ここで気合で削らなきゃ負けるぞ!とにかく1番手前の敵に攻撃しろ!そうすれば嫌でもターゲットあうから、あとはひたすら瞬殺してくだけだ!」とひたすらIRCで叫ぶ。 結果的にbow部隊の集中砲火と別働隊が切り取った数名が影響したのか、個人的には数で劣った戦いを気合で勝利したと思ってる。まー少ないっていっても5.6人なのかな。あくまでも印象だからね。実際には同数かもしれんしなんとも言えない。 第三戦 Hythloth デーモンテンプル(指揮 Yutaka) さてこの戦いで勝ったほうが本日の勝者になるわで、ラグの関係で急遽ブリ三叉路から変更になったとは言え、対応しなければならない一戦。実はこの戦いでYutakaは俺に「Kiyoyo指揮してよ」と言ってきたのだが、初日に勝利を確定させた二戦目に俺は指揮していたということ、この日の一戦目をYutaka指揮で落としていたことを考えて、できればこの三戦目をYutakaの手で勝利に導いて欲しいという気持ちがあった。故に「いやさっきの戦いまじ疲れたからYutaka指揮してよ」という返答になったのだ。 で実はこの戦いあまり覚えてない。=+=がテンプル外から開始したのは間違いないが、いきなり外でも戦闘が起きていたから、ScVもテンプル外にでてきてたような気もする。ただ最終的には、テンプル屋上に布陣するScV vs 下から攻める=+=という形だった。俺は個人でテンプル内部に潜入してBSとEVをだしまくった。今はどうかわからないが、この当時したのBSで上にいるやつを攻撃できたのだ。だから、テンプル屋上に布陣してるScVを見て勝ったと思っていた。 しかし負けた。理由は良くわからない。テンプルは東側の壁しかおちれないので、正面から遠巻きにフィールドをはり、Aの位置に遊撃部隊を配置して下からBSだしまくればどんなに人数差があろうと勝てるはずだった。多分俺は作戦を進言せず勝手にBSだしてただけなので、不用意に近づいた本体が爆弾Rかなんかでやられたんだろう。と思って書いたが、今=+=にYutakaが二日目の戦いに関して書いた日記があってそれを読んだら、別働隊を組織してそれがゲートbugでどっか飛ばされたらしい。だから戦った内容を俺も覚えてなかったくさい。結局いきなり味方多数が戦闘不能になり、翌日のサーバーupまで身動きできなったようだ。
とにかく前哨戦とこの二日の内容をみて、Yutakaの指揮に多少なりとも危機感を覚えたのは間違いない。YutakaはGMとしての器量は十分だった。ところが戦闘指揮に関しては、勢いだけで軍隊をうごかす癖があったと思う。Yutakaなりに昼間に作戦を考えているらしいが、現実をもう少し考慮してほしかった。俺の場合、正直言うとアホなやつも計算にいれた作戦を考える。全員の回線状況やPCスペックの差も考慮する。だから細かい動きをさせる部隊は、つねにHoA精鋭を合流させたDF 純粋=+= Prophecyいずれかの部隊と決めていた。他の部隊メンバーは正直どういったメンツなのかさっぱりわからんし、戦争未経験者も多数いたであろうからだ。そして本体はできるだけ大まかな指示で戦えるようにしておく必要がある。Yutakaは全員が精鋭だと思ってるような作戦を立ててくる。気持ちはわかるが実際には無理よ・・・・ しかし、それを例えHoAメンバーと言えども話すわけにもいかず、Yutaka個人にIRCで細かいアドバイスを伝えた気がする。なんせまだ二戦目なわけで、一勝一敗になったにすぎない。正直漠然とした危機感であって、そんなには気にしていなかったのだ。 三日目 2/27(土)
いよいよこの日にはじめて大将戦というスタイルが試されることになる。 第一戦 Decietレベル2大将戦(指揮 不在) 今日から参加してくれるメンバーが登録待ちをしていたが、GMYutakaが一向に姿を見せない。新規登録者を無視して戦場へ向かうべきか、登録をしてから向かうべきか悩んだが、最終的には登録することを選んだ。ぎりぎりでYutakaが来たものの、開始時間には間に合いそうに無い。こちらに非がある以上、やむを得ないということで、=+=側から不戦敗にしてくれと伝える。よって負け。 第二戦 Decietレベル2大将戦(指揮官 Kiyoyo) 第一戦を落としてる以上負けられない=+=。とにかく、リコール ゲートによる進軍禁止。後方および戦場外へのリコールゲートは可能だが、戻ってくるときは必ず本陣に戻ってくること。つまり正面からのガチンコ勝負で、別働隊もくそもない戦い。いかにすばやく復活して宣戦復帰するかが勝負の分かれ目で、その点はScVは自信があったからこその、提案だったと思う。 とりあえず当然ABCの各ポイントが重要になってくるわけで、まずはBにいかに早く前線を築くかが課題。足のはやい人間を前におき開始と同時に進軍、ほぼ同時に両軍の前衛がBに入室。Bで戦っている間にAより本陣がわに小麦粉バリケードを張る。=+=は一旦Aに下がり、不用意に入ってきたScVをゲットしつつ再度Bの制圧にのりだす。 途中から爆弾オンリーの自爆キャラで徹底的にScVを削りC手前まで制圧。そしていかにCに突撃するかで悩んだが、結局5人ほどの自爆特攻で一気にCへなだれ込む。あと一息だが、なんせ時間がない。「気合でいっきに進むぞ!」という雰囲気のところで「豚くわれた」と一方が入る。そんなアホな・・ どう考えてもそんなことはありえない。どういうことかといえば、KRSのMurderが=+=の回収ゲートから町に帰り復帰。そのままDeci本陣に戻る=+=のゲートに侵入して=+=の馬を殺して豚をくったとのこと。常識で考えたら販促。理屈をこねるならリコール ゲートによる進軍が認められてない上にそのゲートの定義はない。従ってだれが出そうが、ゲートはゲート。そのゲートで直接敵本陣に乗り込んだMuraderは明らかに反則。この抗議に対して、Lapは「hmmm 常識で考えればそんなこと認められないことわかるはずなんだけどな」ということで俺と同意見。それに対して、Murderを中心とするKRS組みの言い分は「本陣に守備をさいてないやつが悪い たった一人にやられたんだからどっちにしろそっちの負けだ」ということだそうだ。 わかりやすく説明すれば、遷都で逃げる以外輸送船なしのゲームで、敵の遷都用輸送船を爺で転向して、それにのりこみ敵本陣に近衛騎士1匹輸送でおくって、たった一匹で本陣の農民を殺したから勝ちだ、槍をおいてないお前が悪い、輸送船は元々お前のだから俺がつかったわけではない、と主張してるのと同じ。 この時の俺の怒りがどれほどのものかわかってもらえると思う。ScV側の提示したルールを受けて戦ってるわけだ。それを守らないアホなScVメンバー(あえてそう表現しよう)、またLapの言ってることすら聞こうとしない態度。こんなんでルールある最終決戦は無理だから、当初の予定通り復活以外一切ありの殲滅戦に戻そうと提案するが、とりあえずは第一戦の=+=の不戦敗も含めてなかったこととし、第三戦で勝負を決めることになった。 第三戦 Wrong前殲滅戦 (指揮Kiyoyo) これに関してはいろんな意味で開いた口がふさがらない程あきれるような内容だった。とりあえず過去最大ともいえるくらい激しいラグ。5分に1回1歩うごけるかどうか。それでいて、サーバー上ではEV BSは動いてるものとして処理されていて、どんどん人がしんでいく。 そんな中俺の頭にある作戦が思い浮かぶ。「復活ではない補給目的や戦術としての一時的なWrong前からの撤退はありとされていたので、一旦=+=本体を撤退させて、BS EVのすべてをScVになすりつけるという作戦だ。その後=+=が再突入すれば圧勝である。ところがこの作戦が=+=を敗北へと導くことになる。再突入を試みる=+=は一旦Aの洞窟に集まったが,ここでも前日に続いてゲートバグで味方が暗闇の世界に閉じ込められ、なおかつ先についた数名が全員の到着を待たずにScVに突撃して収集がつかなくなった。 更に、大戦で=+= ScVが公式に連絡を取り合う場所として作られた#uokaigiで、PhelixがLapに個人的に「これは負けだな」と語ったことが=+=側の敗北宣言として受け取られ、AでScVを削ってる最中になぜかScVが一斉にresを開始した。このあたりからIRCはパニックになり、第二戦の違反のことで正式な謝罪もないことに腹をたててた=+=のメンバーが一斉にぶちきれる。当然俺もむかついたのだが、#uokaigiというチャンネルでPhelixが負けを認めてしまった以上、こっちにも非がないわけではない。 この時は、細かいこともたくさんあり大戦中もっとも=+=の雰囲気が悪くなった時の一つであろう。俺は全員に事情を説明する意味と、今後同様の手違いが起きないようにすることも考え、全員の前でPhelixにその辺のことを詰問したが、それに関しても「そうして欲しい」という人と、「士気がおちるから他でしてくれ」という人にわかれた。結局はPhelixにも言いたいことはあったようだが、「今日は勝手に敗北宣言を出してすいませんでした。 取り敢えず勝手に責任取って止めるとかそういう真似しても カッコ悪いだけなんで 明日から気合入れて今以上に頑張るんで今日のところは許してください」というPhelixの言葉で、逆にIRCの雰囲気は好転し、反省会へと移っていった。 結果的にはPhelixの大人な発言で収集はついたが、こうなるまでは俺自身勝手に敗北宣言だしたことも、その権限のない人間の言葉を正式な敗北宣言として受け取ったScVにもめちゃくちゃ腹をたててたのは間違いない。 さて、この三日間における戦闘そのもの以外の話に目を向けてみよう。とにかくScV側は参加者にルールを徹底させれていなかった、という印象しかない。「させてない」のではなく「させれてない」のだ。初日から青がいるは、I resignするやつはいるはでめちゃくちゃ。当然表BBSでむちゃくちゃなBBS戦になってた記憶がある。 二日目には双方基本的な参加ギルドがかたまり、SDK Zooあたりもこの日からScVに参加。まーこのSDKの参加には正直あきれた。で、Decietに関わらず繰り返されるScV側のフライング布陣。=+=が0時の時報と共に偵察にRecallさせると、すでに穴部屋に布陣済み。この時報は俺が聞いてたから間違いない。 三日目にはすでに書いた、Murderによるルール無視事件。ScVが提案したルールをScVが守らない。それに対して、なにも悪いと感じないLap以外のアホScVメンバー。実は当時から仲のよかったSakura-nanaが日記でMurderのことを褒めちぎっていたのをみてさすがにむかついた。それでBBSに文句書き込んだ記憶があるな。いま思えば文句言う相手がちがうんだけどね、一緒にRoRする仲だったりしたから、わかって欲しかったっていうのがすごい強かった。今更ながらこの場を借りて謝ろう ごめんよ! 結局ScV側は大戦の趣旨もなんも理解せずLapに言いくるめられて集まったメンバーがメインだったみたいね。せめて大和大戦が=+=vsScVの最終決戦で、ScVに参加する=ScVのメンバーになるんだということを理解して参加してほしかったね。ScVのメンバーになる=Lapが通達したルールは守る。それくらいの最低限のことはさせるべきだったと思うけどな。 まーこの一連のScVのむちゃくちゃな行動により、=+=も収集つけにくくなったのは間違いない。「俺らはYutakaに従ってきちんとやってるのに、ScVの無茶を黙認するのか?」そういう雰囲気になりはじめた時期だった。それでも、だましだまし=+=を動かしていたわけだが、黒星が先行していったこともあり、あきらかに=+=のアクティブは落ちていった。三日目のYutaka遅刻による不戦敗もかなり雰囲気悪かったな。後輩の結婚式で遅れるかもしれないと事前に聞いてはいたが、GMを誰かに移しておかなかったのはやはり軽率だった。結局これを機にattoが石管理人としてシステム上のGMになるんだけどね。この辺も俺がしきってしまえば良かったのかもしれんが、当然遠慮あったしね。結局俺も中途半端だった気がする。 あとはこの辺りからLapの最大の武器である戦略上の駆け引きが行われるようになる。ScVに他ギルドを勧誘するにあたって、完全なるイベントとして大戦を位置付け、=+= vs ScVという戦いを、Chaos vs Orderという図式にすりかえていく。また殲滅戦として開始された大戦を大将戦に切り替えさせることで、ScV精鋭が価値あるものとして機能するような環境をつくろうとした。 そして、今後は立場逆転、数的不利な中戦うにあたって俺が率先して作り上げたのが「ステルス部隊」。結構多くの人が俺を誤解しているが、身内ゲームやスポーツwar、イベントなどでは基本的に正面突破なスタイルが俺は好きだ。そういう場合は青Healerも反対な人。基本的に五分の条件で戦うべきだし、duelの延長だと思ってるからね。ただし、本気warの場合卑怯な戦い方も好きだ。バランスもくそも関係ない、相手を潰すためならなにをやってもokだと思ってる。もちろん青Healもアリ。大和大戦はちょうど中間の存在だったかな。ルールを決めていた以上この辺は完全にイベントであり、スポーツwarだと思う。ただし、そのルールの範囲内で戦うことを前提に、勝てばなんでもいいと思ってた。 ということでせこいとか言われるのを知りつつ、ステルス部隊設立のよびかけ
このときはステルス部隊が思いのほか大戦で重要な部隊になるとは、予想してなかった。特にAWCのHoleがいろいろ頑張ってくれたのを記憶している。 ちなみにこの時点での両軍の登録数は =+= 155人に対して ScV 186人 SDK Zoo WDあたりの参加により完全に人数ひっくり返った。そしてその劣勢の状態で大戦中期となる、Hythloth大将戦へと移行していくのである。 |